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【イギリス英語・アメリカ英語 どっちがオススメ?】特徴・違いを徹底解説!

英語学習法

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英語は共通の言語として世界中で話されていますが、同じ英語でもアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなど、国によっても発音や単語の違いがあります。

この記事では英語を学習したいけど、イギリス英語とアメリカ英語の違いは何?どちらを学んだ方がいいの?とお考えの方に、それぞれの特徴や発音・単語の違いなどについて解説していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

もくじ





なぜイギリス英語とアメリカ英語は違うの?

そもそもなぜイギリス英語とアメリカ英語が違うのかというと、英語発祥の地であるイギリスで話されていた言葉である英語が、アメリカで変化したからです。

イギリスはかつて世界を牛耳っていたと言ってもいいほどの勢力を持っていました。今でも世界の国旗の多くにイギリスの国旗であるユニオン・ジャックが描かれていますよね。

アメリカやカナダは今でこそユニオン・ジャックがありませんが、昔はイギリスの土地でした。

アメリカの有名な記念日の1つに、独立記念日があります。これはイギリスから独立したことを意味し、アメリカ人がお祝いしているのです。だから7月4日はお祭りです。



こうして、かつてはイギリスの支配下にあったアメリカがイギリスから独立し、イギリス英語が変化していったことが、イギリス英語とアメリカ英語が違う理由です。

こういった違いは学生時代には気付かなかったかもしれません。戦後、アメリカが入ってきてアメリカ英語を教えられることになった日本は、中学校、高校とアメリカ英語を習うのです。

社会人になり、改めて英語を学習したいと思った時、イギリスとアメリカの英語の違いを意識することも多いでしょう。

イギリス英語・アメリカ英語の特徴

ではここからはイギリス英語とアメリカ英語の特徴について解説していきます。

アメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語の違いがよく分かる動画がありましたので、興味のある人はご覧ください。



イギリス英語の特徴


イギリス英語の特徴はいくつかありますが、音はカクカクしています。

聞いた時に、アメリカ英語と比べてリエゾンが少なく感じ、単語と単語の間をカットして話しているように聞こえます。もしリエゾンが苦手な場合はイギリス英語の方が聞き取りやすいかもしれません。



ただ、もちろんこれはイギリスの一般的な英語の特徴です。地域が変われば音もだいぶん変わります。特に、北部のスコットランドに行くと、ネイティブが聞き取れないほどの訛りがあります。

↓スコットランド英語に興味のある方はこちらをご覧下さい↓

字幕があっても聞き取るのがムズカシイ。。。



一般的に私たちがイギリス英語と言うのは、TOEICなどで流れるとてもキレイな英語のことで、ロンドンの訛りを抜いたニュース番組で聞ける英語になります。

音だけでなく、スペルの特徴や単語の違いもあるのですが、それはこの記事の後半でお伝えします。

アメリカ英語の特徴


アメリカ英語の音は、イギリス英語と比べてネチネチしています。リエゾンが多く、単語同士の音がつながって流れるような響きになります。

そしてアメリカ英語も、もちろん地域によって訛りは結構あります。東海岸と西海岸でも違いますし、南部の訛りは「Southern Accent」と呼ばれたりもします。アメリカは国土がとても広いですから、そのせいもあって都市部と地方で音が異なることもあります。

↓素敵な南アメリカのアクセントはこちら↓



よくあるのが、英語に自信がある人がアメリカに留学をして、何も聞き取れず撃沈した話です。これはアメリカの中でも、どの地域に留学するかによって訛りが異なるから起きる現象です。

英語に限らず日本語でも何語でも同じことなので、地方で話されている訛りや方言がどんなものか、ある程度意識しておくとよいでしょう。

イギリス英語向けの人・アメリカ英語向けの人

ではここからはイギリス英語向けの人・アメリカ英語向けの人について解説していきます。

イギリス英語向けの人

  • 学生時代とは違う英語を学習してみたい
  • 本場の英語を習得してみたい
  • イギリスの文化に触れてみたい

学生時代、私たちはとてもキレイな英語を聞いてきたので、英語が聞き取れる気になっていたところもあると思います。

そういった英語ではなく、イギリスという英語が生まれた土地で本場の英語を学びたいのであれば、イギリス英語に触れてみるのもとても面白いと思います。

イギリス英語にハマるきっかけとなるものはたくさんありますが、例えばハリー・ポッターに代表されるファンタジー文学や映画にハマって、イギリス英語に興味を持つ方も多いです。



またロンドンは世界一観光客が多い都市と言われています。

海外旅行の行先としてイギリスを選びたいのであれば、当然学ぶ英語はイギリスの方が良いでしょう。観光スポットがとても多いので、そこに惹かれる方も多いのではないでしょうか。

アメリカ英語向けの人

  • 今まで通り慣れた英語を追求したい
  • せっかく覚えた英語のアップデートはしたくない
  • ハリウッド映画が好き

アメリカ英語もイギリス英語も、英語のレベルが高くなれば違いに対応できます。

ですが今さらアメリカ英語からイギリス英語に学習し直すのは面倒だと思うなら、あえてイギリス英語にチャレンジする必要もないでしょう。

簡単なレベルの英検など、資格試験も私たちが今まで習ったアメリカ英語を採用しているところが多いですし、日本でイギリス英語を聞く機会は少ないです。

文化の面で言うならば、アメリカ英語が目立つハリウッド映画が好きだったり、ディズニーやピクサー作品が好きならアメリカ英語を学んだ方が趣味につながるでしょう。

イギリス英語とアメリカ英語の発音の違い


では、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いは具体的にどのようなものなのか見ていきましょう。

以下、イギリス英語で言われたらわからないなと思うものもあるかもしれませんが、同じ英語でもこれだけ違うのだと思うと興味深いものです。



「T」の発音をそのまま読むとイギリス英語っぽく、「T」を「R」の発音で読むとアメリカ英語っぽくなります。また、単語の最後を伸ばす「アー」は、そのまま読むとアメリカ英語っぽく、「オー」と、「ア」入れずに読むとイギリス英語っぽくなります。

Can:米 キャン /  英 カン

Schedule:米 スケジュー / 英 シェジュー

Castle:米 キャッソー / 英 カッソー

More:米 モアー /  英 モー

Store:米 ストアー /  英 ストー

Water:米 ワーラー /  英 ウォーター

Party :米 パーリー /  英 パーティー

イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い


イギリス英語とアメリカ英語の単語の違いも見てみましょう。

日常会話で使うようなものや、身近なものでも単語が異なるものがあります。

アメリカ英語とイギリス英語で全然違う意味になる単語もあるので、もし違う単語が出てきたらメモを取るなどして覚えておくとよいでしょう。

エレベーター:米 Elevator /  英 Lift

携帯電話:米 Cell phone / 英 Mobile phone

サッカー:米 Soccer / 英 Football

クッキー:米 Cookie / 英 Biscuit 

アパート:米 Apartment / 英 Flat

1階:米 First floor / 英 Ground floor

2階:米 Second floor / 英 First floor

お母さん:米 Mommy / 英 Mummy

秋:米 Fall / 英 Autumn

ちなみに、「お母さん」を意味するイギリス英語Mummyですが、アメリカでは「ミイラ」の意味になります!

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い


イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いも見ていきましょう。

同じ音でも、アメリカ英語とイギリス英語で少しスペルが異なる単語があります。

イギリス英語に慣れていない人は間違いだと思ってしまうこともあるのが、日本の英語教育の悲しいところです…。英語の先生でも、イギリス英語でテストに単語を記入するとバツをしてしまう人もいるくらい馴染みがありません。

色:米 Color /  英 Colour

ご近所:米 Neighbur /  英 Neighbour

態度:米 Behavior /  英  Behaviour

パジャマ:米 Pajamas /  英  Pyjamas

プログラム(番組):米 Program /  英  Programme

どうしても迷ったらアメリカ英語にしよう


イギリス英語とアメリカ英語、どちらを勉強し始めようか迷いに迷ったら、アメリカ英語にしておきましょう。

理由の1つは、今まで私たちが中学・高校と習ってきた英語がアメリカ英語で馴染みがあるからです。

また、日本ではアメリカ英語が主流で、イギリス英語を使う人がほとんどいないからです。会社に入ってからも、取引があるのはアメリカの息のかかった国であることが多く、ヨーロッパの国の人たちと取引する時以外はアメリカ英語の方が聞く機会が多いからです。

以上の2つの理由から、迷ったらアメリカ英語にしておいた方がよいでしょう。

日本で働く分には、アメリカ英語でまったく問題ありません。

イギリス英語を学ぶ方は、どちらかというとイギリスへの興味が強い方で、趣味の傾向が強いか、イギリス愛が強いかです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

イギリス英語とアメリカ英語のどちらを勉強すべきかと言われれば、個人の「愛着」によると言えるでしょう。

他にもオーストラリア英語やニュージーランド英語もありますし、さらに細かく地域別に分けることもできます。

オンライン英会話などでさまざまな国や地域の英語とふれ合い、それぞれ英語の違いを「楽しい」と思えるようになれれば、あなたの英語力は飛躍的にアップしていくでしょう。