小便小僧だけじゃない!小便少女から小便犬までブリュッセル3兄弟について解説
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ベルギーの観光名所といえば、首都ブリュッセルにある世界遺産のグランプラスが有名ですよね。
グランプラスはフランス・ロマン主義の詩人・小説家のヴィクトール・ユゴーが「世界で最も豪華な広場」と称えた場所でもあります。
そんなグランプラスの小道を歩いていくと、みなさんご存じの小便小僧を見る事ができます。
「世界三大がっかり」という不名誉な称号も持つ小便小僧ですが、、、実はグランプラス周辺には小便小僧だけでなく、小便少女、さらには小便犬までいるのをご存じですか?
今日は小便小僧だけでなく小便少女から小便犬まで、ブリュッセル3兄弟について紹介します。
- 小便小僧について
- 小便少女について
- 小便犬について
小便小僧について
由来
小便小僧の由来については諸説ありますが、その一つとしてその昔に反政府軍が爆弾を仕掛けて導火線に火を付けた際に、少年がおしっこをかけて火を消して街を守ったという話があります。
この少年の名前がジュリアンだったということから、小便小僧のことを「ジュリアン坊や」「ジュリアン君」とも呼ばれています。
世界三大がっかり
そんなブリュッセルでは英雄視されている小便小僧ですが、その小ささから「世界三大がっかり」の一つなんて不名誉な称号も持っています。
ちなみに世界三大がっかりは、ブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫、シンガポールのマーライオンの3つです。
私はブリュッセル在住時に小便小僧は近所でしたので50回近く小便小僧と対面していますが、一度もがっかりしたことはありません。
イベントがあるたびにさまざまな衣装をまとい、いつも観光客でいっぱいの小便小僧はむしろスターだと思っています。
小便小僧の水問題
小便小僧は1日1,000〜2,500リットルを放尿していますが、この水は実は水道水を使用していたようです。
400年もの間、毎日1,000〜2,500リットルもの飲み水を循環していると思いきや、実は無駄に垂れ流していたことが発覚。
さすがにエコではないとの指摘を受けて2019年に改修され、今では循環式となっています。
放尿しているのは水だけではない
いつもは水を放尿している小便小僧ですが、ビール会社のイベントがあるときなどには、水ではなくビールが放尿されるときもあり、通行人に振る舞われることもあるようです。
さすがビール大国ベルギーならではのイベントですね。
小便小僧の衣装
小便小僧はイベントや特別などの際にさまざまな衣装に着替えて登場します。
衣装はグランプラスにあるブリュッセル市立博物館(王の家)に保管されており、その数は1,000点にものぼります。
日本の衣装も展示されていますので、グランプラスへ行く際にはぜひチェックしてみてくださいね。
小便少女について
冒頭でもお伝えしたとおり、グランプラスには小便小僧だけでなく小便少女も存在します。
場所はグランプラスから小便小僧へ行く道の反対側の通りを進んで行った先のレストランが立ち並ぶブシェール通りの脇に入ったところにあります。
日本人観光客にも人気があるムール貝のレストラン「LEON」のすぐ先ですので、食事をしたついでに訪れてみてもいいかと思います。
小便少女は小便小僧のように400年も前からあるわけではなく、歴史的にはつい最近の1985年にガン基金のために制作されています。
小便少女のもとへ行くと、盗難防止の柵の奥にかわいらしい少女がしゃがんでおしっこをしている姿が見られます。
グランプラスへ訪れる際は小便小僧だけでなく、小便少女も忘れずに訪れてくださいね!
小便犬について
小便小僧、小便少女と来たら、、、そうです。実は小便犬もいるんです。
この辺のユーモアがあるのがブリュッセルのいいところですよね。
小便犬の場所はグランプラスから少し離れたとこにあります。
グランプラスから旧証券取引所方面へ歩いて行き、歩行者天国を抜けた先の路地へと進むと、、、足をあげておしっこをしている犬の銅像がポツンと置かれています。
涼しい顔でおしっこをしている姿が、なんともシュールですよね。
ここには観光客もほとんどいませんが、通りすがりの人やマニアな観光客が写真を撮っているのをよく見かけます。
まとめ
ブリュッセルには小便小僧だけでなく小便少女、また小便犬までが存在するということがお分かり頂けたかと思います。
せっかくブリュッセルへ来て小便小僧・小便少女を見たのであれば、ぜひ小便犬も訪れて小便シリーズをコンプリートして下さいね!