【海外旅行者必見!】パスポートの作り方と重要ポイントを徹底解説!
「海外旅行でパスポートが必要になった」
「パスポート申請から受け取りまでの流れが知りたい」
「パスポートの更新や再発行はどうすればいい?」
パスポートの申請は、旅行計画を立てるうえで最初に行うべき重要な手続きです。しかし、意外と詳しい方法が知られていないこともあり、パスポートの申請に悩む人も少なくありません。
この記事では、パスポートの申請手続きをスムーズに進める方法を初心者の方にもわかりやすく解説します。
最後まで読めば、パスポート申請時の不安を解消することが可能です。
海外旅行や海外出張、海外赴任でパスポートが必要となった方や、更新・再発行が必要となった方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にして下さい。
もくじ
パスポートの作り方
- 必要書類一覧
- 写真の規格
- 申請書の書き方
- 申請手数料と支払い方法
パスポートは海外旅行だけでなく、国際的な身分証明書としての役割もあります。申請時には適切な手続きを行い、発行後の取り扱いには十分注意しましょう。
必要書類一覧
パスポートを申請する際、必要な書類に不備があると受け付けてもらえません。必要書類をもれなく準備し、パスポートの申請をスムーズに進めましょう。
パスポート申請の主な必要書類は、以下のとおりです。
一般旅券発給申請書 | 1枚 | 10年用と5年用のどちらかを選択(成人) 申請窓口、もしくは外務省サイトからダウンロードして入手 |
戸籍謄本(全部事項証明書) | 1枚 | 発行日から6か月以内のもの |
パスポート用写真 | 1枚 | 規格サイズで6か月以内に撮影したもの |
本人確認書類 | 原本 | 申請者本人に間違いないことを確認できる書類(マイナンバーカードや運転免許証など) |
※更新の場合 | – | 以前に発行されたパスポート |
※未成年の場合 | – | 申請書裏面に親権者または後見人の署名が必要(申請は5年用のみ) |
特殊なケースの場合は追加の書類が求められる場合もありますので、該当が予想される場合は事前に確認しておきましょう。
» 外務省|日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類
写真の規格
パスポートの写真は、国際的な身分証明書として使用されるため、あらかじめ決められた基準があります(ICAO:国際民間航空機関)。具体的なパスポート用写真の規格は、以下のとおりです。
- 写真サイズは縦45㎜×横35㎜
- 申請日から6ヶ月以内に撮影
- 無帽(※宗教上の理由は除く)
- 無背景
- 顔の向きは正面
パスポート写真には、鮮明でピントが合っており、加工されていない自然な写真を準備します。眼鏡をかける場合は、レンズの反射や色付きがなく、目がはっきり見えるものを選びましょう。
» 外務省|パスポート申請用写真の規格(令和5年8月10日更新)
申請書の書き方
申請書はオンラインでのダウンロードが便利です。(外務省|パスポート申請書ダウンロード)
署名と日付の記入は申請書の基本です。申請書にページ番号がある場合は、すべてのページが揃っているか確認しましょう。最後に、記入内容を再確認して漏れや誤りがないかをチェックすることが大切です。
申請手数料と支払い方法
パスポートを申請する際は、手数料が必要です。パスポートの申請手数料は、申請時ではなく、パスポートの受け取り時に支払います。パスポートの発給手数料は以下のとおりです。
10年用 | 16,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円) |
5年用(12歳以上) | 11,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙9,000円) |
5年用(12歳未満) | 6,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙4,000円) |
手数料は収入証紙および収入印紙で支払うのが基本です。たいていの場合はパスポート受取窓口に併設された取扱窓口で購入できます。支払い後は、申請の証明としてレシートを保管しておきましょう。
パスポート手数料のクレジットカードによるオンライン納付(国内居住者用)
パスポートの申請方法と流れ
- パスポートの申請場所
- 申請から受領までの流れ
- 申請から受領までの期間と注意点
パスポートの申請は、海外旅行や出張などで必要な身分証明書を取得する重要な手続きです。申請のポイントを押さえ、手続きをスムーズに進めましょう。
パスポートの申請場所
パスポートの申請場所は、住民登録している各都道府県の窓口になります。オンライン申請を利用すれば申請時の混雑を避けることができるため、無駄な時間を節約できます。
令和5年3月27日から、パスポート更新がマイナンバーカードを使ってマイナポータルからオンラインでできるようになったので便利です。(政府広報オンライン)
(引用: 外務省|国内からのオンライン申請の利用案内パンフレット)
申請場所へ直接行って申請する場合は、混雑状況や営業時間を確認してから行くようにましょう。
申請から受領までの流れ
パスポートを申請する場合、オンラインか紙の申請書による窓口申請かにより申請方法が異なります。
オンライン申請の場合
- 申請内容を確認する(新規or更新or変更)
- 申請に必要なものを準備する(マイナンバーカード・アプリ他)
- マイナポータルから申請する
- 写真・署名をアップロードする
- オンライン申請画面の指示に従って申請する
- 審査完了後、パスポートの受け取り日時が通知される
- 通知に従って手数料を支払い、パスポートを受け取る
また、パスポートの更新については全ての都道府県でオンライン申請が可能ですが、新規・変更・紛失や盗難による新規発行につては一部地域でのみ、オンライン申請が可能です。
申請先の旅券事務所が上記のオンライン申請に対応しているかどうかは、各都道府県のホームページ等でご確認ください。
» 外務省|オンラインでのパスポート申請方法(国内居住者用)
紙の申請書による窓口申請の場合
- パスポート申請するための書類を揃える
- 住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請する
- パスポート発行のための審査が行われる
- 審査完了後、パスポートの受け取り日時が通知される
- 通知に従って手数料を支払い、パスポートを受け取る
上記がはじめてパスポートを申請するとき等の例です。
パスポートについての詳細なお問い合わせは、国内での申請の場合は各都道府県のパスポート申請窓口、国外での申請の場合は各在外公館(大使館又は総領事館)へするようにしましょう。
申請から受領までの期間と注意点
パスポート申請から受領までの所要時間は、最短で約1週間~10日です。ただし、繁忙期や特殊なケースを除きます。
- 申請の時に渡された受理票(受領証)
- 手数料(必要額の収入証紙及び収入印紙を受領証に貼付して提出)
未成年者のパスポートの作り方
- 未成年の定義
- 未成年者の申請書類
- 未成年者の提出方法
未成年者がパスポートを申請する際には、保護者の同意が必須です。乳幼児を含む未成年者は、5年用パスポートのみの申請となりますので、ご注意ください。
未成年の定義
パスポート申請における未成年者とは、申請日現在で満18歳未満の方のことです。なお、年齢は「年齢に関する法律」(明治35年法律第50号)により決定します。
未成年の例
年齢は誕生日の前日に1歳加算されます。誕生日が1月1日ならば、12月31日に18歳となり、12月30日までは17歳です。
12歳未満(子ども)の場合も同様で、誕生日が5月20日ならば、5月19日に12歳となります。5月18日までは11歳で、手数料減額の対象です。
未成年者の申請書類
未成年者の申請書類は、以下のとおりです。
- 一般旅券発給申請書(5年用):1通
- 戸籍謄本(6か月以内に発行され、親権者が確認できるもの):1通
- パスポート用写真:1枚
- 本人確認書類
申請者が未成年の場合は、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に法定代理人(親権者または後見人)の署名が必要です。法定代理人の方が直筆で署名してください。親権者と未成年者の姓が異なる場合は、親権者の戸籍が必要となることがあります。
赤ちゃんなどの未就学児で申請者本人が自分で署名ができない場合は、親権者が代筆できます。親権者とは、未成年者の親権を持つ父母または養父母のことです。小学生以上の方は、原則本人が署名してください。身体の不自由な方などで記入が難しい場合は、パスポートセンターへ相談しましょう。
未成年者の提出方法
15歳未満の未成年者は、本人が申請できないため、代理提出が必要です。親権者などの法定代理人が代わりにパスポートの申請手続きを行ってください。代理提出をする場合は、申請者本人と代理人それぞれの本人確認書類が必要です。
また、未成年者のパスポート申請にはいくつか注意点があります。例えば、法定代理人は両親のいずれか一方が申請書裏面の「法定代理人署名」欄へ署名し、手続が可能です。
ただし、もう一方の親権者から子どものパスポート申請に同意しない場合は、パスポートの発給は、両親の合意によるものとなったことが確認されてからとなります。
パスポートの更新と再発行
- 更新申請のタイミング
- 再発行申請のポイント
- 紛失・盗難時の対応
パスポートには有効期限があるため、定期的な更新や再発行が必要です。紛失や盗難に遭った場合にも再発行が必要となります。有効期限が近づいたり、すでに無効になったりした場合に備えて、新しいパスポートの取得方法を確認しておきましょう。
更新申請のタイミング
有効なパスポートを持っている方が、下記に該当する場合は、パスポートの更新申請が可能です。旅程に影響が出ないよう、パスポートの更新は余裕をもって行いましょう。
- 有効期限が残り1年を切った場合
- 査証欄の余白が少なくなった場合
- 長期滞在目的で、有効期限が帰国前に不足する場合
- 名前、性別、国籍または外見に大きな変更があった場合
- 既存のパスポートが損傷しているか、不具合がある場合
パスポートの更新は、2023年3月27日からオンラインで行うことが可能になりました。通常は、パスポートの申請時と受け取り時の2回、窓口に行く必要がありますが、オンラインで更新申請を行う場合は、受け取り時の1回のみ窓口に行けば受け取ることができます。
再発行申請のポイント
有効期限が切れたパスポートを再発行するには、住民票や住所のある都道府県のパスポート申請窓口で発給申請を行います。
再発行申請の手続きや必要書類は、新規発給を行うときと同じです。再発行申請時には期限切れのパスポートを持参する必要があり、紛失してしまった方は必ず申し出なければいけません。
姓名変更や写真の変更など、個人情報に変更がある場合は、証明する公的な書類を新たに用意します。手数料は、新規申請時と同額です。再発行したパスポートには、以前と異なる番号が割り振られます。
紛失・盗難時の対応
紛失や盗難に遭ってしまった場合は、迅速な対応が必要です。紛失や盗難は予期せぬトラブルですが、慌てずに以下のように適切な対応を取ることが大切です。
- 直ちに最寄りの警察署で紛失・盗難届を出す(届出受理証明書は保管)
- 国内の場合、地方入国管理局に連絡し、指示に従う
- 海外の場合、最寄りの日本大使館や領事館へ連絡する
- 大使館や領事館で緊急時一時旅券の発給や再発行申請の手続きを行う
まとめ
パスポートの新規発給や更新、再発行には大切なポイントがあります。必要書類や写真の規格、申請書の書き方などを正しくを把握し、手数料の支払い方法もしっかり確認しましょう。
申請から受領までの流れを知っていれば、手続きをスムーズに進められます。未成年者の場合は保護者の同意書が必要なので注意しましょう。
パスポートの申請は海外へ行くための第一歩です。正確な情報をもとにスムーズに発行すれば、きっと楽しく海外旅行を迎えられるはずです。
この記事が少しでもパスポート申請でお悩みの方のお役に立てれば嬉しいです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!Have a great day!