【ビジネス英会話】海外で働いていた時に助けられたドイツ人の上司の一言
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こんにちは。Dexterです。
英語を習得する上で文法はとても大切ですが、あまり文法や単語にこだわってしまうと本来の自分の言いたいことが言えなくなってう、、、なんてことはありませんか?
私も赴任当初は英語を上手に話そうと常に考えていましたが、結果なかなかうまくいきませんでした。
そんな時に海外の上司に言われた一言にすごく助けられたのを覚えています。
今日は私が当時のドイツ人上司に言われた一言で、英語に対する意識が変わったことについて、皆さんに紹介していきたいと思います。
赴任当初に心がけていたこと
僕は30代で初めての海外赴任を経験しました。
入社当時は海外希望はそこまで強くなかったものの、海外旅行や仕事で海外支店の現地人とコンタクトを取るうちに次第に海外への憧れが強くなり、英語学習を始めました。
↓↓↓英語学習についての記事はこちら↓↓↓
海外で生活するために僕が実施した たった3つの英語学習方法
これから海外での生活を控えている方、海外での生活を考えている方、考えているけど英語が話せなくて学習方法について悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。この記事では私が海外生活に憧れを持ち、英語を話すことができるまでに実践していた3つの学習方法について紹介します。
赴任後に心がけていたことは、「文法を間違えない」「綺麗な英語を話す」でした。
今まで勉強してきた成果を出すぞ、という意気込みと、ナメられてはいけないという変なプライドがあり、英語を間違えずに話すということにフォーカスしていました。
結果、メールや資料作りなどは問題なく作成することができましたが、会議やプレゼンテーションなどではあまりうまくいきませんでした。
なぜなら、会話のスピードが全然違うからです。
海外の人たちは日本人だからといってゆっくり話してくれることなどありません。
職業柄にもよかもしれませんが、私の場合は管理職という立場で働いていましたので、聞かれた事に対しては即座に答えなければなりませんでした。
ドイツ人の上司に言われた一言
赴任後、私はドイツ人の支店長の下で働くことになりました。
このドイツ人の支店長は身長は2メートル近くあるガッチリ系の大男で、典型的なイカついドイツ人といった感じの人でした。
パワフルでいつも自信とやる気に満ち溢れており、握手の時は手のひらがボキボキ鳴るくらいガッチリ締めつけられます。
あまりの握力でオフィスのドアノブを2回破壊したことがあるほどです笑。
ある日、そのドイツ人支店長に重要なプロジェクトの決済をしてもらわなければならず、プレゼンをしていた時のことです。
重要な案件だったこともあり、間違った英語を使ってはいけないと思い、事前にシミュレーションもしていました。
ですが支店長からはマシンガンのように質問・指摘が飛んできます。
想定していた質問には対処できましたが、想定外の質問が飛んでくると思考が停止してしまい、日本語では言えることが英語では言えず、考えているうちに質問が雨あられのように降ってきます。
出てくるのは、あーとかうーとか、黙り込んでしまう回数も増え、次第になんとかこの場さえ逃げ切れば、、、といった思考に切り替わっていました。
この時はとても悔しかったのを覚えています。
ですがこの支店長は私のことを見抜いていたんだと思います。
「いいかい?私は君の英語が正しい・正しくないというのは全く気にしていない。私もドイツ人だ。母国語はドイツ語であり、英語はコミュニケーションをとるためのツールでしかない。大切なのは自分の意志を相手に伝えることだ」
この言葉を言われた時、自分の中でスッとふっ切れたような気がしました。
大切なのは自分の意志を伝えること
この上司からの言葉は、その後ヨーロッパで生活する上ですごく影響がありました。
今までの私はヨーロッパ人はみんな英語が話せると思いこんでいましたが、そんなことはありません。
ヨーロッパの国で英語を母国語としているのは英国とアイルランドくらいで、あとはそれぞれの母国語があります。
英語を話せないヨーロッパの人もたくさんいます。
英語はコミュニケーションをとる上でのツールであり、大切なのは自分の意思を伝えること。
それから私は細かい文法や難しい単語を無理に使おうとせず、あくまで言いたいことを相手に伝えることに重点を置いてきたと思います。
そうすると自然と会話も変わってきて、
「僕が言いたいのは、、、」
「この言葉が意味するのは、、、」
「僕の意図を理解していますか?」
といった感じで、意思を伝えるスタイルになったと思います。
私がいた職場ではベルギー人・ポルトガル人・クロアチア人・モロッコ人など、異国の地からやってきたメンバーと一緒に仕事をしていました。
彼らはそれぞれの母国語を持ち、会話するときの共通語は英語です。
いまとなってみれば、英語が合っている・合っていないなど確かにまったく気になりませんし、仮に間違っていたとしても言い直してあげればいいのです。
それからというもの、私は会議や交渉の場でもズケズケと発言できるようになり、逆にちょっと控えた方が、、、と言われるほどになりました。
まとめ
いかがでしたか?
当時のドイツ人上司の、
「お前の英語が正しい・正しくないかは全く気にしていない。大切なのは自分の意思をきちんと相手に伝えることだ」
という言葉には本当に救われたと思っています。
英語を話す上で、間違った英語を恐れるのではなく、身振り手振りでもいいから自分の意思を伝えるというのが、海外でコミュニケーションを取る上で大切な事だと思います。
みなさんもぜひ、参考にしてみて頂けるとうれしいです。