【初心者向けビジネス英語】ディクテーションのやり方・オススメ教材について紹介!
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みなさんは、英語学習におけるディクテーションをご存じですか?
ディクテーションとは、英語なら英語の音声を聴き、それを文字に書き起こしていくことです。
ディクテーションはリスニングとライティング力をアップさせるのにとても効果がある学習方法です。
今回は欧州で海外営業マネージャーを務めた筆者が、ビジネス英語に役立つディクテーションのやり方や、おすすめの教材・アプリなどを紹介します。
もくじ
- ディクテーションとは?
- ディクテーションのやり方
- ディクテーションにおすすめの教材3選
- ディクテーションにおすすめのアプリ4選
- ディクテーションのメリット
- ディクテーションのデメリット
- ディクテーションで学習するときの注意点
- まとめ
ディクテーションとは?
ディクテーションとは、英語の音声を聴き、それを文字に書き起こしていくことです。
ただ聞き流すのではなく、単語のスペルを思い出し、文法が合っているかを意識しながら行う作業なので、リスニング+文法の勉強といったイメージです。
「なんとなく単語は聞き取れるけどスペルや意味までわからない・・・」と悩んでいる方は、ぜひディクテーションを取り入れてみてください。
ディクテーションのやり方
- まずは音声を聴き概要を把握する
- 聞き取れた単語をメモに書きおろしていく
- 何度も繰り返し音声を聴き、完成させていく
- スクリプトを見て答え合わせをする
- 聞き取れなかった部分をもう一度聴く
まずは音声を聴き概要を把握する
ディクテーションをする場合、いきなり文字にするのではなく、まずは聞くことに専念して概要をつかむようにましょう。
もしほとんど聞き取れなかったとしても気を落とすことはありません。
まずは今の自分の実力を把握することが大事です。
聞き取れた単語をメモに書きおろしていく
だいたいの内容が把握できたら、次に聞き取れた単語をメモに書きおろしていきましょう。
おそらく初心者の方は、はじめはほとんど書けずに終わってしまうかもしれません。でも気にしないでください。
すべては聞き取れなくても、これは分かるというものがあるはずです。
ここで大切なのは、聞き取れた単語を書いて音声を可視化していくことです。
何度も繰り返し音声を聴き、完成させていく
一度のリスニングではなかなか聞き取れないので、何度もリピートして聞き取れた単語を付け足していきましょう。
理想はすべての単語を埋めて文章を作ることですが、分からなければ空欄が残っていても構いません。
空欄になっているところが自分の弱点ということですから、後で復習するのに最適です。
スクリプトを見て答え合わせをする
ここまできたら、いよいよ答え合わせです。スクリプトを見て、何と言っていたのかを確認しましょう。
- 聞き取れた部分があっていたか
- 聞き取れなかったのは知っている単語だったか
- 知っているのに聞き取れなかったのはなぜか
上記のように自問自答しながら答え合わせをすることで、自分の弱点を見つけることができます。
聞き取れなかった部分をもう一度聴く
自分の弱点が分かるようになったら、聞き取れなかった部分をもう一度聴いてみましょう。
こうしてだんだんと英語耳になっていくのです。
ディクテーションにおすすめの教材3選
- 究極の英語ディクテーション Vol.1
- ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK
- 聞いて書きとる英語リスニング300問
究極の英語ディクテーション Vol.1
究極の英語ディクテーションは初心者におすすめの教材です。TOEIC400点程度の英語が少しできる方が実施すると良いでしょう。
英文を聞いて書き取るディクテーションを通して、リスニング力の自己診断と強化ができる30日プログラムとなっています。
ポイント
- 聞き取れない原因を分析して弱点を攻略
- 速い英語、国別なまりにも挑戦できる
- 多彩な音声でじっくりリスニングに集中できる
「見れば分かる英文なのに、なぜ聞き取れない?」そんな悩みを持っている方は、ぜひこの教材で試してみてください。
ゼロからスタートディクテーション
初心者がディクテーションの基礎から教わりたいのであれば、こちらの教材がおすすめです。
リスニングが苦手で、相手の言っていることがなかなか瞬時に理解できないと悩んでいるなら最初に手に取ってみてください。
簡単だけど聞き取れない単語が多数収録されているので、繰り返すことで音慣れしていくでしょう。
聞いて書きとる英語リスニング300問
聞いて書きとる英語リスニング300問も初心者におすすめの教材です。
初級150問・中級100問・上級50問と徐々にレベルアップしながら、300問のディクテーション問題を解くことで、基礎からリスニング力を鍛えていきます。
日本人が苦手とする5つの会話パターンを基礎編で学び、エクササイズ編で徐々にレベルアップしながらディクテーションの問題を解いていくので、初心者でも基礎から着実にリスニング力を鍛えることができます。
ディクテーションにおすすめのアプリ4選
- スタディサプリENGLISH
- ボイスチューブ
- ディクトレ
- TED
スタディサプリENGLISH – ビジネス英語
スタディサプリにはディクテーション機能が搭載されているので、上記でご紹介した方法がそのまま試せます。
ポイント
- 一文ごとに聴けるので長文が苦手な方にもおすすめ
- 速度変更が可能
- 一文字だけヒントを出してくれる
スマホに文字を入力していくので、通勤時間やスキマ時間に行うのに優れています。
ボイスチューブ
ボイスチューブは、世界中で210万人が利用しているアプリです。
ポイント
- ディクテーション専用の機能がある
- 難易度別に動画が別れている
- 初心者の方でも続けやすい
ドラマや洋画などに出てくる重要フレーズを学べるため、好きな方は楽しみながら学習することができます。
ディクトレ
ディクトレには、短い英会話が450問収録されている初心者向けアプリです。
ビジネス英語レベルを狙うために、まずは日常英会話でよく使われるフレーズから始めてみるのもよいでしょう。
会話となっているので親しみやすく、日本語訳や重要な英単語・解説も見ることができます。
TED
TEDは中級者以上の方におすすめの教材です。様々な分野で活躍する人たちのプレゼンテーション動画を見ながらディクテーションを行うという仕組みです。
日本語字幕機能があったり、ハッキリ話してくれるため聞き取りやすいものをチョイスしてくれているので、ディクテーションしやすくなっています。
1つの動画が比較的長く、プレゼンテーションとなると使われる言葉もワンランク上になるため、ある程度ディクテーションに慣れてきた中級者レベルにおすすめです。
ディクテーションのメリット
- リスニング力が鍛えられる
- ライティング能力が上がる
- 語彙力が鍛えられる
リスニング力が鍛えられる
ディクテーションは集中して何度も同じ音を聴くため、リスニング力が鍛えられるのが第一のメリットです。
速い英語・国別でのなまり・単語と単語のつながりなど、同じ英語の中でも違いが多くありますので、いろいろな英語を聴いて耳を鍛えるようにしましょう。
ライティング能力が上がる
ディクテーションは、聴いた音声を文字に起こすためライティング能力にも一役買ってくれます。
オリジナルの文章を作る前段階として良い練習になるはずです。特に単語をあまり覚えてこなかった人にとってはスペルを暗記し直す良いチャンスになるはずです。
間違えていたら暗記し直せるように、ノートにメモを取るなどしてみてください。
語彙力が鍛えられる
ディクテーションでは聞き取れなかった単語を確認していきますので、語彙力も鍛えることができます。
知らない単語であればその場で覚えるようにしましょう。基本のディクテーションで使われる単語はどれも重要なので、覚えておいて損はありません。
正しい意味を理解し、いつでも使えるように準備しておくとよいでしょう。
ディクテーションのデメリット
- 初心者には難しいと思われがち
- 何度も聴くため時間がかかる
- 身につくまでに挫折してしまう
初心者には難しいと思われがち
ディクテーションは初心者にちょっと難しいと感じるかもしれません。
ただでさえリスニングは難易度が高いので、始めるなら初歩レベルからやってみることをおすすめします。
まずは上記で紹介した初心者向けの教材からトライしてみましょう。
何度も聴くため時間がかかる
誰もがすぐにでもに英語を話せるようになりたいと考えていますが、残念ながらそうはいきません。
ディクテーションは繰り返し学習なので、ある程度の時間がかかることは承知しておくようにしましょう。
しかし時間をかけた分、必ず効果を発揮する学習方法ですので、諦めずに続けることが大切です。
身につくまでに挫折してしまう
ディクテーションは音を聞いて文字を書き起こす地味な学習方法のため、途中でやめてしまう人も多いです。
またディクテーションを始めてから効果が出るまでに最低でも1ヶ月は時間がかかるとも言われています。
ですがリスニングやライティング能力だけでなく単語力・語彙力も鍛えることができ、英語で言う「筋肉」の部分を鍛えることができますので、あきらめずに取り組むようにしましょう。
ディクテーションで学習するときの注意点
- 自分の英語レベルに合った教材を選ぶ
- 単語が聞き取れなくても音声を止めない
- 毎日継続して学習する
自分の英語レベルに合った教材を選ぶ
ディクテーションを行う時に最も大切なのは、自分の英語レベルに合った教材を選ぶことです。
いきなり難しいディクテーションにトライしてしまうとすぐに挫折してしまい、継続が難しくなります。
もし初心者の方で教材で迷っている場合は、まずは下記の参考書から始めてみてください。
単語が聞き取れなくても音声を止めない
単語が聞き取れないからといって、その度に音声を止めていたら時間がかかってしまいます。
聞き取れない場合は前後の文章の内容や、全体の会話の流れから推測するようにしましょう。
一度ですべてを網羅しようとせず、わかる部分から書き下ろしていくことがポイントです。
毎日継続して学習する
毎日継続して学習することは、ディクテーションに限らずどんな勉強でも重要なことです。
地道にコツコツと積み上げた結果が、やがて大きな成果へとつながりますので、毎日10分などと時間を決めてやるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビジネス英語を学習する上で、ディクテーションは英語の筋肉となる部分です。
あらかじめ会話のスピードや、出身国の違いによる発音・表現の違いを学んでおけば、現地へ赴任した際にも迷うことなく、きちんと応対ができると信じています。
また英語を話すようになるためには、インプットではなくアウトプットをすることがとても大切です。
もし海外へ行く前に、ディクテーションで覚えた英語をアウトプットする機会がないのであれば、オンライン英会話や英会話スクールを使ってみると良いでしょう。
英会話スクールでは、様々なビジネスの場面における英語を学ぶことができます。
以下でオススメのオンライン英会話・英会話スクールを紹介していますので、もし興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。
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