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【インプットよりアウトプット!】現役海外営業マネージャーが教える英語学習法

英会話 英語学習法

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みなさんは英語学習をする上で、ひたすら問題集を解いたり、イヤホンで音声を聞き取ってばかりいませんか?

もちろん、問題集を解くこと・リスニングをして耳を鍛えることも英語力を強化する上で重要な要素ですが、残念ながらそれだけでは効率的に英語を話せるようになりません。

英語を話すためにはインプットではなく、アウトプットが必要です。

この記事では、欧州で法人営業マネージャーを長年務めた私が、英語を習得する上でのアウトプットの重要性について解説します。

早く英語を話せるようになりたい、インプットばかりでなかなか英語が上達していないと感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

もくじ

インプット、アウトプットとは?

まずは英語学習をする上でのインプット・アウトプットについて説明します。

インプット

  • 本や教材を読む
  • 単語や文法を覚える
  • 英語の音声を聞く
  • 映画を見る

インプットとは、学習によって英語を自分の中へと取り込むことです。

読む・見る・聞くなどで外から知識を得ることで、外から自分の中へと情報を蓄積させていくことで英語を学習する方法です。

アウトプット

  • 言葉を発すること
  • 文字を書くこと
  • メールやSNSで発信する

逆にアウトプットとは、自分の持っている知識や思考などを外へ出すことです。

つまり「英語を話す」ということは、「アウトプット」ということになります。

では英語を話せるようになるために、なぜアウトプットの方を重視すべきかについて解説していきます。

英語を話すための4つの技能

英語を学習するために必要な4つの技能として、下記の4つがあります。

  • リーディング(読む)
  • リスニング(聞く)
  • スピーキング(話す)
  • ライティング(書く)

海外でビジネスをする場合、上記4つの技能は全て必要になります。

上記4つを仕事の場面に置き換えると、

・リーディング:eメール・報告書など
・リスニング :会議・電話など
・スピーキング:プレゼンテーション・交渉など
・ライティング:eメール・レターなど

あくまで上記は例になりますが、4技能が仕事で必要というのがお分かりかと思います。

TOEIC L&Rの学習を否定するわけではありませんが、ビジネス英語では4技能が必要であるのに対し、リスニングとリーディングだけを鍛えるのは、あまり効率的のいい方法とは言えません。

海外で働くためには、上記の4技能をまんべんなく習得しておく必要があります。

アウトプットが必要な理由

英語力を強化する上で、参考書を読んだり・単語を覚えたり・問題集を解いたりして語学力をつけることは大切なステップです。

ただし英語を「話せるようになる」ためには、インプットだけではだめです。

必ずアウトプットをする訓練をしないと、英語は話せるようになりません。

TOEIC高得点=英語が話せる、ではない

例えば私の周りには、TOEIC L&Rで900点以上を獲得した同僚が何人かいます。

ですが、中にはTOEICを900点以上取ったとしても、満足に英語が話せない人もいます。

TOEIC L&Rではリスニングとリーディングが中心です。

もちろん、TOEICで900点を取ることは素晴らしいことですが、あまり点数にこだわりすぎてしまうと、肝心な英語を話せるようになるということから目的がそれてしまいます。

あくまで目的が「英語を話せるようになること」なのであれば、TOEICで高得点を取ることは目的ではなく、海外へ行くための手段であることを認識すべきです。

とはいえ、日本ではTOEICで高得点を持っていると就職や転職時に有利であったり、会社で昇進・昇給に関わることも事実です。

アウトプットするのに最適な方法

ではアウトプットするのに最適な方法は何か?について解説していきます。

  • 英会話スクールでアウトプットする
  • シャドーイングによるアウトプット
  • ディクテーションによるアウトプット
  • SNSを英語で発信する

英語を効率よくアウトプットする方法はいくつかあります。

あまり難しく考える必要はありませんので、よかったら下記を参考にしてみてください。

英会話スクールでアウトプットする

英語でアウトプットを出すのに一番効果的なのは、英会話スクールで外国人の講師と実際に会話することです。

もし外国人の友人がいて、その人と英語で毎日会話をする機会があるのであれば、それが一番の近道ですが、そうでない場合は英会話の講師と話すことで効果的にアウトプットを出すことができます。

発音やイントネーション・表現などを矯正してくれるため、効果的にスピーキングを上達させることができるでしょう。

英会話スクールにはオンライン英会話スクールと通学型の英会話スクールの2つがあります。

それぞれの良さがありますので、もしどちらが自分に合っているか分からない方は、以下の記事を参考にしてみてください。

» 【オンライン英会話とスクール英会話はどっちがオススメ?】特徴・メリット・デメリットについて解説

講師を選ぶ際のポイント

  • ネイティブ講師か、非ネイティブ講師か
  • 自分の行きたい国・地域出身の講師か
  • 日本人講師から学べるスクールもある
  • 講師の評価は高いか

もし英会話スクールに興味がある場合は、上記ポイントに気をつけて選ぶようにしましょう。

より効果的に英語を伸ばしたいのであれば、講師を選ぶことは重要です。

  • 欧米で働きたいならネイティブ講師
  • アジア圏で生活するなら非ネイティブ講師
  • 全くの初心者やTOEICのスコアアップであれば日本人講師

それぞれの講師がいるスクールについては以下でまとめていますので、参考にしてください。

シャドーイングによるアウトプット

シャドーイングとは、英語の音声が流れた後に、続けて真似しながら追いかけて声を出していく学習方法です。

まるで影のように言葉を追いかけるので、「影」を意味するシャドーイングと言います。

シャドーイングにより、主にリスニングとスピーキング能力を向上させることができます。

ネイティブが話す英語を聞いて、それを真似するトレーニングを積むと、だんだんと耳が慣れてきて英語耳となり、合わせて発音も鍛えることができます。

シャドーイングのメリット

  • 英語の発音を鍛えることができる
  • ネイティブの会話スピードについていけるようになる
  • ネイティブのようなイントネーション・リズムが身につく

シャドーイングは発音と会話のスピードを鍛えるのにとても効果があります。

英会話スクールへ通いながら空いた時間でシャドーイングを取り入れれば、英語を話せるようになるまでの期間も短くなるでしょう。

シャドーイングは一人でも練習できますので、スクールへ通うのは費用がかかる・外国人と話すのはまだちょっと・・・という方にもおすすめの学習方法です。

ディクテーションによるアウトプット

ディクテーションとは、英語の音声を聴き、それを文字に書き起こしていくことです。

ただ聞き流すのではなく、単語のスペルを思い出し、文法が合っているかを意識しながら行う作業なので、リスニング+ライティングを強化することができます。

ディクテーションのメリット

  • リスニング力が鍛えられる
  • ライティング能力が上がる
  • 語彙力が鍛えられる

ディクテーションをする場合は、以下に注意して進めていきます。

  • いきなり音声を聞いて文字を書きはじめない
  • まずは文章を聞いて概要をつかむ
  • 概要をつかんだらディクテーションを始める
  • 普段よりゆっくりめの早さから始める

一度目のディクテーションでは、おそらくほとんどの人が「こんなに聞き取れないなんて・・・」と思う方がほとんどだと思います。でもそれが今の実力であり、自分の弱点です。

空欄になっている箇所を埋めていき、答えやスクリプトを見て、何と言っていたかを確認するようにしましょう。

  • 聞き取れた部分があっていたか
  • 聞き取れなかったのは知っている単語だったか
  • 知っているのに聞き取れなかったのはなぜか

答え合わせが終わったらもう一度音声を聞き、何と言っていたかを確認します。

スクリプトを見た後であれば何と言っていたかわかるはずですので、これを繰り返すことでだんだんと慣れてきて、英語耳を鍛えることができます。

SNSを英語で発信する

アウトプットを出して効率的に英語力を上げる方法として、SNSでの発信もおすすめです。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook

英語でSNSを発信するとなると急にハードルが上がるように見えますが、いきなり長文を書くのではなく、短い文章や単語で発信するだけでも自信につながります。

例えば外国人の投稿に対して、「Great!」「Awesome!」「I love it!」などとリアクションするだけでも違います。

メッセージに対して「Thank you!」と返ってくれば、それだけでもうれしいものですし、次の会話へとつなげやすくなります。

外国人の気に入った投稿を見つけたら、積極的にメッセージを投稿してみましょう。

アウトプットする上での注意点

  • アウトプットだけでも効率は上がらない
  • 一度にたくさん覚えようとしない

アウトプットだけでも効率は上がらない

ここまでアウトプットの重要性を語ってきましたが、ではアウトプットだけでいいのか?というと、それでは効率がいいとは言えません。

英語が話せるようになるためには、インプット・アウトプットの両方を鍛える必要があります。

  • あいさつ、自己紹介
  • 会議の始め方〜締め方
  • プレゼンテーション
  • 交渉

など、ビジネスの場においては、さまざまな場面で言葉を発する機会がありますが、アウトプットを出すための準備をインプットとして知識を持っておかなければなりません。

例えば、仕事でよく使う専門用語については単語を覚える必要があります。

また会議の進め方や締めの挨拶などの際に使うフレーズや表現も覚えておく必要があります。これらはアウトプットを出すためのインプット情報と言えるでしょう。

ですので、将来的に自分が海外へ行った際にどんなことが待っているかを考え、日本にいる間に事前に習得しておくことをおすすめします。

一度にたくさん覚えようとしても効率は上がらない

早く英語が上達したいからといって、一度にたくさん覚えようとしたとしても、覚えることが目的となってしまい効果はなくなってしまいます。

大切なのは英語を覚えることではなく、話せるようになることです。

早く覚えたいからといって一度にたくさん覚えようとするのではなく、自分のに合ったスピードで学習を進めるようにしましょう。

ただし、急に海外赴任が決まり3ヶ月後に海外へ行かなければならくなり、英語の習得が今すぐ必要になった、などという方はこの限りではありません。

最短で英語を習得しなければならない場合は、コーチングなど別の学習方法もありますので、参考にしてください。

まとめ

今回は、英語を話せるようになる上でのアウトプットの重要性について紹介しました。

繰り返しになりますが、英語を話せるようになるためにはインプットではなく、アウトプットがとても大切です。

もし英語を話せるようになりたい方で、机に向かって問題集ばかり解いているのであれば、今すぐ学習方法を見直すべきです。

アウトプットを出すことで、英語が話せるようになることを覚えておくようにしましょう。