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【保存版】海外赴任が決まった!駐在までの準備期間・やるべきことを現役駐在マネージャーが徹底解説!

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「海外赴任が決まったけど、何から準備したらいいの?」

「何ヶ月前から準備すればいいか分からない」

「あとで後悔しないよう、モレなく準備したい」

そんな悩みを解決します。

海外赴任は海外旅行と違い、何年も海外で過ごすことになります。

モレなく準備しようと思っても、やるべきことが多くあって何をどこからすればよいか困ってしまいますよね。

この記事では、海外赴任する6ヶ月前から出発まで、また現地に到着してから準備すべきことについて、具体的に解説します。

「もっと早くから準備しておけばよかった・・・」と後悔しないためにも、赴任が決まったら余裕を持って準備を始めるようにしましょう。

これから海外赴任を予定している方、将来的に海外で働きたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください 😎

もくじ

  • 海外赴任の6ヶ月前にやること
  • 海外赴任の3ヶ月前にやること
  • 海外赴任の2ヶ月前にやること
  • 海外赴任の1ヶ月前にやること
  • 2週間前〜出発までにやること
  • 現地到着後にやること
  • 海外赴任の準備でよくある質問
  • まとめ

それではさっそく見ていきましょう!

海外赴任の6ヶ月前にやること

  • 赴任先の情報収集
  • 赴任までの計画を立てる
  • パスポートの準備・更新
  • ビザ準備
  • 健康診断を受ける
  • 予防接種を受ける
  • 歯の治療
  • 英語・語学の勉強

ここからは6ヶ月前に準備すべきことを解説します。

6ヶ月前は赴任先の情報収集であったり、赴任までの計画を立てることを考えます。

またパスポートやビザなど、取得に時間がかかるものについて準備するようにしましょう。

赴任先の情報収集

海外赴任・生活するにあたり、現地の情報収集は欠かせません。

  • ガイドブックや専門書籍
  • ブログやSNS
  • 現地で暮らしている人の情報

などを活用し、現地の情報収集をするようにしましょう。

中でも「海外赴任ガイド」は海外赴任の準備をする上でとても参考になります。

海外生活における基本的な情報や(言語、通貨、治安、宗教、気候、文化、コンセントの形状、物価など)、赴任に関する情報を得ることができますので、1冊持っておくと安心です。

赴任までの計画を立てる

海外赴任は多くの準備が必要です。

パスポートの更新やビザ申請など、取得までに時間を要するものもありますので、早めに手続きを始める必要があります。

赴任までの期間を確認し、必要な手続きや準備物などをリストアップするようにしましょう。

パスポートの準備・更新

パスポートを持っていない場合は、早めに申請しましょう。

申請に必要なもの

  • 一般旅券発給申請書
  • 戸籍謄本
  • 住民票の写し
  • 写真(縦45mm x 横35mm)
  • 本人確認書類(運転免許証など)

一般旅券発給申請の手数料(通常申請の場合)

・10年間有効:16,000円
・5年間有効(12歳以上):11,000円
・5年間有効(12歳未満):6,000円

すでにパスポートを持っている方も、有効期限住所・姓名の変更がないか確認しましょう。

海外渡航には有効なパスポートが必要であり、ビザ申請にも関わってきますので、早めの申請をおすすめします。

» 外務省HP|パスポートの申請から受領まで

ビザ準備

海外赴任する場合は就労ビザの取得が必要になります。

海外赴任の場合はたいてい会社が手配をしてくれますが、もし自分で手続きをする場合は必要な書類を事前に確認しておくようにしましょう。

申請にはパスポートや写真・戸籍謄本などが必要になるため、早めに準備しておくことをおすすめします。

大学の卒業証明書や招聘状の取得に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って準備するようにしましょう。

健康診断を受ける

労働安全衛生法では、海外に6ヶ月以上滞在する場合には健康診断の実施を事業主に義務付けています。

» 東京産業保健総合支援センター|海外勤務者の健康管理

会社からの指示に従い、指定された医療機関で受診しましょう。

健康診断の結果によっては治療や精密検査が必要になる場合もありますので、受診は早めに行いましょう。

予防接種を受ける

予防接種は国や地域によって必要なものが変わってきます。

  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 狂犬病 など

それぞれの国や地域での感染リスク・推奨される予防接種については、厚生労働省のページでも見ることができますので、確認してみてください。

» 厚生労働省|海外渡航のためのワクチン(予防接種)

また、予防接種は数回に分けて接種が必要なものもありますので、一度打ってから次の接種までの期間も把握しておくことが重要です。

歯の治療

海外で歯の治療をすると治療費が高額となる場合があるため、できるだけ日本にいる間に治療を済ませておくことをおすすめします。

特に問題がなくても、一度健診して状態をチェックしてもらうと良いでしょう。

ちなみに私はベルギー海外駐在時に現地の歯医者へ通っていました。

ベルギーの歯科治療技術はレベルが高いため、日本での治療とほとんど変わらず受診することができます。

ただし治療費は日本と比べて高額になるため、緊急時以外は日本で済ましておくことをおすすめします。

英語・語学の勉強

もし英語に自信のない方は、できるだけ早めに英語の学習をスタートすることをおすすめします。

英語の必要性については、赴任先が英語圏・非英語圏にもよりますが、生活する上で英語は習得しておいた方が役に立ちます。

英語学習でおすすめなのは、オンライン英会話です。

オンライン英会話は好きな時間に好きな場所で受講できるため、忙しいビジネスパーソンでも効率よく受講することができます。

講師もネイティブ・非ネイティブ・日本人講師から自分のレベルに合った講師を選ぶことができるため、おすすめの学習方法です。

海外赴任の3ヶ月前にやること

  • 航空券の手配
  • 引越し業者の手配
  • 日本の銀行口座の手続き
  • 保険の見直し
  • 証券口座の手続き
  • WISEアカウントの開設
  • クレジットカードの用意

航空券の手配

赴任2〜3ヶ月前には航空券の手配をするようにしましょう。

赴任する日を決めて、日本の空港から赴任する国の空港までの最適ルートを調べて、航空券の手配をします。

たいていの場合は会社が準備してくれますが、もし自分で手配しなければならない場合は、航空券の検索サイトが役に立ちます。

検索サイトは安い航空券から最適ルートの検索もできるため、おすすめです。

マイルを上手に貯めたい方は、ビジネスクラス・エコノミークラスの中でもいろいろな種類がありますので、マイルの積算条件などをよく調べておくようにしましょう。

» ANA国際線フライトマイル積算条件

引越し業者の手配

引越しには以下の3つの方法があります。

それぞれ輸送の期間が異なるため、引越し業者を手配する前に、どの荷物をどうやって持っていくかを考える必要があります。

  • 船便:2〜3ヶ月
  • 航空便:1〜2週間
  • スーツケースに入れて持っていくもの

例えば家具や食器など、すぐに使わないものは船便で輸送、衣類など現地へ着いてからすぐに必要なものは航空便で輸送するようにしましょう。

輸送までの流れは、3ヶ月前に引っ越し業者に依頼し、下見と引越しの日程を連絡します。

その後、業者が下見をして引越しの荷物の量・赴任国までの距離などから見積もりを作成します。

引越し業者はたいていの場合は会社が手配してくれますが、自分で手配しなければならない場合や、最低3社から相見積もりを取らなければならないなど、会社によって異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。

日本の銀行口座の手続き

海外赴任する場合は、役所へ海外転出届を提出することにより、「非居住者」扱いとなります。

これにより日本に住所を持たないことになるため、日本の各銀行では口座の解約を推奨しています。

しかし口座を解約してしまうと、海外からの送金などができなくなってしまうため、海外に転出した後でも非居住者向けに日本の口座を使うことができる銀行がいくつかあります。

非居住者向けのサービスがある銀行

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行 など

上記のような、いわゆるメガバンクであれば非居住者向けのサービスがあり、海外からの送金や振り込みが可能になります。

サービス利用には手数料がかかる場合もありますので、海外へ渡航する前に確認しておくようにしましょう。

保険の見直し

海外赴任する際には、保険についても見直しが必要です。

海外駐在者向けの医療保険や傷害保険もありますので、加入することをおすすめします。

また、生命保険などに関しては海外でも継続して保障を受けられるものもありますので、保険会社へ連絡して手続きをするようにしましょう。

証券口座の手続き

海外赴任前に証券口座の手続きも忘れずに行いましょう。

証券口座の維持が可能な場合と解約が勧められる場合があるため、口座を所持している証券会社に連絡し、海外赴任に伴う対応を確認しましょう。

赴任期間や証券会社によって異なりますが、一般的には手続きすれば口座は維持できます。

ですが株の売買はできず、つみたてNISAなどはストップします。

WISEアカウントの開設

WISE (旧TransferWise)は、低コストで簡単かつ迅速に海外送金を行うことができる国際送金サービスです。

通常、銀行や他の送金サービスでは、為替レートにマージンが加えられたり、高額な手数料が発生したりすることがありますが、WISE透明かつリーズナブルな手数料で送金ができるのがメリットです。

日本の銀行から海外の銀行へ送金するよりも安い手数料で送金できるため、海外駐在員には登録必須のサービスです。

» WISE公式サイト

クレジットカードの用意

海外赴任してから現地でクレジットカードを作るのは難しいため、現地で使えるクレジットカードは赴任前に用意しておくようにしましょう。

メインカードはVisaやMastercardなどの高い国際ブランドがおすすめです。

また、海外旅行傷害保険がついたカードを準備しておくと安心です。

クレジットカードは予期せず使えなくなってしまうことも想定し、枚数は最低2枚、それぞれ違うブランドのものを持っておくようにしましょう。

すでにお持ちの方は、クレジットカードの有効期限や登録している住所を確認し、必要に応じて更新・変更するようにしてください。

海外赴任の2ヶ月前にやること

  • 船便の発送
  • 現地での住居探し
  • 現地での子供の学校を決める
  • 転校の手続き
  • 海外対応電化製品、変圧器の購入

船便の発送

国や地域、輸送状況などにもよりますが、日本から距離の遠いヨーロッパやアメリカなどの場合は、船便の輸送に約2〜3カ月ほどかかります。

そのため輸送する荷物は家具や食器・季節物の服など、すぐに使わなくても問題ないものを輸送するようにしましょう。

輸送できる荷物の量については、会社で決められているケースがほとんどですので、その範囲内で輸送できるよう、あらかじめ把握しておくことが大切です。

また地域によっては現地で調達できる場合もあります。例えば私が駐在していたヨーロッパにはIKEAがありましたので、家具や食器・雑貨などは現地で調達ができます。

日本から持って行かないものについては、不用品として売却・処分するか、会社によってはトランクルームを準備してくれる場合もありますので、戻ってきた時のために保管しておきましょう。

現地での住居探し

海外赴任先での住居は、新たな生活の基盤となるため、非常に重要です。

  • 家賃
  • 居住スペース
  • 会社までの距離
  • 日本人居住エリア

など、ルールがあらかじめ決められている場合がありますので、会社の就業規則もしくは赴任先の規則を必ず確認しておくようにしましょう。

住宅の手配に関しては、以下のポイントをおさえておくようにしましょう。

  • 日本人がいる・日本語が通じる不動産屋を使う
  • 家具付き・無し物件のどちらかを選ぶ
  • 口コミなどがあれば参考にする
  • 安全を最優先に考える

また住居については、日本にいる間に手配する場合と、海外へ赴任してから手配するパターンがありますので、事前に確認しておく必要があります。

現地へ行ってから手配する場合は、現地の住居の情報や不動産屋の情報などを人事や前任者などから集めるようにしましょう。

現地での子供の学校を決める

海外赴任で家族を帯同する場合、子供にとって現地での生活は大きな変化です。

今後の人生においてとても貴重な経験となりますので、事前にしっかり準備するようにしましょう。

学校に関しては大きく3つに分かれます。

  • 日本人学校
  • 現地校
  • インターナショナルスクール

日本人学校

赴任先の住居エリアに日本人学校がある場合は、日本と同様の教育を受けることができます。

日本語での授業があり、日本人の子供も多く通っているため、日本の学校と変わりなく学ぶことができ、帰国後も日本の教育とズレなくできるのがメリットです。

現地の学校

日本人学校がない場合は、現地の学校へ通うことになります。

赴任先の国や地域にもよりますが、言語は現地の言葉になりますので、もしバイリンガルな子供に育てたい、また現地の教育を受けさせたい場合に現地校を選ぶ方もいらっしゃいます。

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは、さまざまな出身国の人たちと英語でコミュニケーションを取りながら、教育を受けられるのがメリットです。

ただし費用はかなり高額なので、インターナショナルスクールへ通わせたい場合は学費が払えるかどうかも検討する必要があります。

現地校やインターナショナルスクールへ通う場合は、日本へ帰国した後のことも考え、週末に日本人学校の補習校へ通わせている方も多くいらっしゃいます。

現地での学校選びにはそれぞれのメリット・デメリットがありますので、よく考えて決めるようにしましょう。

転校の手続き

赴任先の学校に転校する際には、必要な書類の準備が必要です。

必要な書類は学校によって異なりますが、一般的に日本人学校に通う場合は下記の書類が必要です。

  • 入学願書
  • 在学証明書
  • 通知表などの成績証明書
  • 健康診断内容が分るもの など

現地の学校に入学する場合も、日本の学校の在学証明書や成績証明書の英文版、パスポートなどが必要です。

英文の証明書が必要な場合が多いため、必要な書類については事前に確認するようにしましょう。

なお、海外で暮らす日本人向けに海外子女教育新興財団から日本の教科書を無償で配布してくれる制度があります。

ここで配布している教科書を使用している日本人学校もありますので、事前に確認して受け取るようにしましょう。

» 公益財団法人 海外子女教育新興財団|日本の教科書の無償配布について

海外対応電化製品、変圧器の購入

海外では、電圧やプラグの形状が日本と異なる場合がほとんどです。

そのため、電化製品を使用する際には、海外対応の製品や変圧器を準備する必要があります。

日本 100V Aタイプ
アメリカ 110V-120V Aタイプ
イギリス 240V BFタイプ
ドイツ 230V Cタイプ/SEタイプ
フランス 220V Cタイプ/SEタイプ
中国 220V Aタイプ/Oタイプ
韓国 220V Cタイプ/SEタイプ
タイ 220V Aタイプ/B3タイプ/Cタイプ
シンガポール 230V BFタイプ
マレーシア 220V BFタイプ
ベトナム 220V Aタイプ/Cタイプ
インド 220V-240V BFタイプ/B3タイプ/Cタイプ

日本で売っている電化製品が海外でも使用できるかについては、コンセントもしくはアダプターに記載があります。

例えば「Input 100V〜240V」などといった記載があれば、100V〜240Vの電圧に対応している、という意味です。

ですので、コンセントが日本のAタイプであったとしても、変換プラグを使用すれば海外でも問題なく使うことができます。

変換プラグは海外旅行などでも使える、マルチタイプのものがおすすめです。

100V対応の電化製品を海外でも使いたい場合は、変圧器が必要です。

変圧器はそれぞれの電圧・コンセント形状に適したものがありますので、間違えないようにしましょう。

電化製品や変圧器は重量があるため、航空便での輸送はおすすめしません。

船便での輸送が必要なため、船便を送るタイミング=2ヶ月前には準備しておくようにしましょう。

海外赴任の1ヶ月前にやること

  • 国際免許証の取得
  • 自家用車の処分
  • 電気ガス水道の解約
  • 郵便局の転送手続き
  • インターネットの解約
  • 携帯キャリアの解約
  • NHKの解約手続き
  • 英文診断書・常備薬の準備
  • 現地通貨の用意
  • 不用品の処分
  • 日用品など海外赴任の持ち物を準備

国際免許証の取得

赴任先で車を運転する予定がある場合は、国際免許証を取得しておくようにしましょう。

有効期限内の運転免許証を持っていれば、免許センターや警察署で申請できます。

必要なもの

  • 運転免許証
  • 写真(縦45mm x 横35mm)
  • パスポート
  • 手数料:2,350円

» 警視庁|国際運転免許証取得手続き

国際免許証は発行日から1年間有効です。国にもよりますが、長期の滞在の場合は現地の免許証を取得することができる国もあります。

また、日本の免許証の有効期限にも注意しましょう。

海外からの更新手続きや代理人による手続きは認められていないため、有効期限が切れる前に一時帰国する際に更新するようにしましょう。

自家用車の処分

自家用車を所有している場合は、車を保管しておくか、売却・譲渡などで処分する必要があります。

売却をする場合は中古車販売店やオンライン査定をしてもらい、いくらで売却するかを検討しましょう。

自家用車を売却する際は印鑑証明書が必要になりますので注意が必要です。

印鑑証明書は海外転出届けを提出してしまうと発行ができなくなってしまうため、必ず転出する前に印鑑証明書を受領してから売却するようにしましょう。

中古車の買取は下記が便利です。

カーネクスト:どんな車も買取可能。全国どこでも引取り無料
楽天Car車買取:高価買収・楽天ポイントも貯まる
JCM:海外赴任者専用の車買取サービス。出国ギリギリまで乗れる

特にJCMについては出国ギリギリまで使用でき、空港での引き渡しもできるため、おすすめです。

また、自動車保険の解約も必要ですので、忘れずに保険会社へ連絡するようにしましょう。

電気・ガス・水道の解約

電気・ガス・水道については赴任の1ヶ月前頃から解約の申し込みが可能です。

契約している電力会社やガス会社・水道局へ連絡して、それぞれの指示に従い解約の手続きを進めましょう。

郵便局の転送手続き

赴任前1ヶ月になったら、郵便局にも転送の手続きをするようにしましょう。

転送の手続きは郵便局のホームページからオンラインで申し込みができるので便利です。

» 郵便局|e転居について

インターネットで転居届を提出しておけば、届いた郵便物や荷物を実家などの住所へ転送してくれます。

転送期間は1年間有効ですので、長期に渡って海外駐在する場合は、毎年更新するようにしましょう。

インターネットの解約

インターネットサービスについても解約手続きをするようにしましょう。

解約手続きは電話やオンラインから手続きすることができます。

事前に解約に関する情報を確認し、解約の手続きや料金(日割りor月払い)などについて理解しておくことをおすすめします。

また、ルーターやモデムなどの機材を借りている場合は返送が必要ですので、解約時の指示に従って郵送するようにしましょう。

携帯キャリアの解約

海外で日本の携帯電話を使用するとものすごく高額になってしまうため、以下の3つから対応を選ぶことをおすすめします。

  • 番号が必要なければ解約する
  • 格安プランに変更する
  • 電話番号預かりサービスを利用する

もし日本の携帯番号が必要ないということであれば、解約しましょう。

番号を残しておきたい場合は、格安SIM(約1,000円/月程度)にするか、電話番号の預かりサービス(約400円/月程度)を利用すると良いでしょう。

NHKの解約手続き

NHK受信料も海外赴任する前に必ず解約するようにしましょう。

NHKふれあいセンターに電話して所定の用紙を取り寄せ、必要事項を記入し返送すれば解約することができます。

» NHK|放送受信契約の解約

解約せずに海外へ渡航してしまうと、受信料が引き落としされ続けてしまいますので、必ず事前に解約しておくようにしましょう。

英文診断書・常備薬の準備

海外赴任先でも困らないよう、持病がある場合は英文診断書を準備しておくと良いでしょう。

英文診断書は、かかりつけ医に書いてもらうことができます。

また、海外の薬は日本とは効き目が違ったり、副作用が強いことも考えられます。

  • 頭痛薬
  • 胃薬
  • 酔い止め
  • 下痢止め
  • 目薬

など、普段から飲み慣れた薬を常備薬として準備しておくと良いでしょう。

現地通貨の用意

赴任先でクレジットカードが使えない場合に備えて、現地通貨も事前に準備しておきましょう。

それほどたくさん持っておく費用はありませんが、数万円は持っておくと安心です。

また、海外ではトイレが有料な国も多くあります。

例えば私が在住していたヨーロッパではトイレは基本的に有料です(0.5ユーロ〜1ユーロ程度)。

ですので現地へ到着したら、お札だけでなく硬貨もいくらか持っておくようにしましょう。

外貨への両替はマネーバンクがおすすめ

  • 待ち時間がない
  • 外貨を宅配で届けてくれる
  • 空港や銀行よりも手数料が安い

外貨への両替といえば空港や銀行が一般的ですが、待ち時間が長かったり、手数料が高かったりします。

外貨両替マネーバンクであればWebで申し込みができ、受け取りは宅配でも空港で受け取りでもできるため便利です。

» 外貨宅配サービス|外貨両替マネーバンク

不用品の処分

海外生活に必要なものは現地でも調達することができますので、不要なものは売却もしくは処分をするようにしましょう。

売却・処分の方法としては以下の5つがあります。

  • オークションやフリマアプリを利用する
  • 宅配買収を利用する
  • リサイクルショップを利用する
  • 不用品回収業者に引き取ってもらう
  • 粗大ゴミとして処分する

オークション・フリマアプリ

不用品の処分には、オークションやフリマアプリの利用がおすすめです。

メルカリ
ヤフオク
ラクマ
ジモティー

個人的には服や本などはメルカリで出品していました。

出品や梱包作業、配送手続きなどはありますが、リサイクルショップに持っていくよりも高く売ることができるので、おすすめです。

宅配買収

オークション・フリマアプリなどで売れ残ったものは宅配買取へ出すと良いでしょう。

宅配買取ブランディア:ブランド品の宅配買取
カインドオル:ブランド古着の宅配買取
ブックサプライ:本・漫画・DVD・ゲームなど

オークションやフリマアプリだと出品から売却まで時間がかかるため、なるべく早く現金化したい方におすすめの方法です。

リサイクルショップを利用する

セカンドストリート
エコリング
買取屋さんグループ
ハードオフ

家電・家具・おもちゃ類はリサイクルショップを利用すると良いでしょう。

リサイクルショップが近くにあれば、手持ちしてすぐに現金化が可能です。

近くにない場合でも宅配買取・出張買取サービスもありますので利用してみてください。

不用品回収業者に引き取ってもらう

売れ残ったものや大きな不用品などは、不用品業者に引き取ってもらう方法もあります。

おすすめはくらしのマーケットです。

お住まいの近くのエリアから、口コミ・相場などを見ながら業者を選ぶことができます。

不用品だけでなくハウスクリーニングや引っ越し手伝いなど、さまざまなサービスを利用できるため便利です。

粗大ゴミとして処分する

今までの方法で、家庭にあるものはほぼすべて処分することができますが、どうしても処理できないものは粗大ゴミとして処分します。

自治体によって料金は異なりますが、250円〜1,000円程度の処分費用がかかります。

詳細についてはお住まいの地域の役所サイトなどで確認することができます。

コンビニなどでリサイクル券を購入し、粗大ゴミ回収日に収集場所まで持っていくようにしましょう。

日用品など海外赴任の持ち物を準備

日本で使い慣れたもの、現地では手に入らないようなものなど、赴任先へ持っていく日用品を準備しましょう。

赴任してから一時帰国するまでの期間を考え、不足しないようにする必要があります。

スーツケースに入らない場合は船便や航空便で輸送するなど、荷量も考えて準備するようにしましょう。

2週間前〜出発までにやること

  • 海外転居届の提出
  • アパートの退去手続き、持ち家の管理
  • 現地へのお土産、日本の会社へのお礼品

海外転居届の提出

海外に1年以上滞在する場合は「国外転出届」の提出が必要です。

これを提出しないと、日本にいる間と同様に国民保険や国民年金の支払いをしなければならなくなってしまうので、忘れずに届け出るようにしましょう。

手続きはたいてい出発の2週間前から可能で、必要な書類を用意して役所へ提出します。

ただし、提出後は住民票や印鑑証明書が取得できないのでご注意ください。

アパートの退去手続き、持ち家の管理

賃貸アパートやマンションの場合は、2ヶ月〜1ヶ月前くらいに大家さんへ退去の旨を伝えて解約の手続きをしていきます。

解約時の内容については、アパートを退去する前に必ず確認するようにしましょう。

アパートに修繕が必要な場合は、修理や補修をする必要があります。また、敷金と礼金の返還についても、契約書を確認して不動産屋と調整するようにしましょう。

もし持ち家の場合は、

・賃貸として貸し出すのか
・売却するのか
・空き家にして誰かに管理してもらうか

を選択する必要があります。

日本へ一時帰国した時や赴任が終了した後のことも考え、よく考えて決めるようにしましょう。

現地へのお土産、日本の会社へのお礼品

現地へ赴任した際に、日本人や現地スタッフへ渡すお土産、また日本の会社でお世話になった方々へのお礼品も準備しておきましょう。

日本人スタッフには、日持ちする日本食やお茶などが好まれます。また、現地人の好みは国や地域・また好みも分かれますので、現地の日本人スタッフに聞いてみるとよいでしょう。

ちなみに私もベルギーのオフィスの現地人によく日本のお土産を買っていきましたが、意外と抹茶チョコレートよりも普通のチョコレートの方が人気でした。

現地到着後にやること

  • 在留届の提出
  • 現地での住民登録・IDの申請
  • 海外の銀行口座の開設
  • 駐在先で日本のテレビを見る方法
  • 子供の通信教育の検討

現地に到着してからも、さまざまな手続きや準備が必要です。

ここからは、現地到着後にやるべきことについて解説します。

在留届の提出

在留届は、旅券法第16条により、海外に3ヶ月以上滞在する方に提出が義務付けられています。

外務省のホームページからオンラインで提出できます。

» 外務省|オンライン在留届

在留届を提出することによって、以下のようなサービスを受けることができます。

  • 現地の最新情報を受け取れる
  • 災害や事件など際に迅速な支援が受けられる
  • 領事窓口サービスが受けられる

また、オンライン在留届を提出した方は、旅券や各種証明書のオンライン申請も可能になりますので、到着したら必ず提出するようにしましょう。

現地での住民登録・IDの申請

日本から出国する際には国外転居届を提出しましたが、赴任先へ到着したら、居住エリアの役所へ行って住民登録およびIDの申請を行います。

IDとはIdentity Dardの略で、外国人登録証明書のことです。

日本人は海外では外国人になりますので、現地で外国人として登録が必要になります。

申請・登録する際の必要書類については赴任先の国によって異なります。

たいていの場合は会社が必要な書類を教えてくれますが、間違っていたり不足していたりする場合もあります、

念のため、現地に駐在しているメンバーや現地の役所のサイトなども確認するようにしましょう。

海外の銀行口座の開設

赴任先での給料が振り込まれる銀行口座の開設も必要です。

日系企業であれば、たいていの場合は赴任先の会社が手配をしてくれますので、こちらでも必要な書類を提出して、口座開設をするようにしましょう。

駐在先で日本のテレビを見る方法を検討

海外で暮らしていると、日本のテレビが恋しくなったり、バラエティなどを見て笑いたい・・・なんてこともあるでしょう。

ですが、残念ながら海外で日本のテレビを見ることはできません。

海外から日本の番組を見る方法は以下があります。

  • 動画配信サイトをVPN接続して視聴する
  • 衛星放送を海外で見る
  • 衛星放送+ 日本専用チャンネルを利用する
  • テレビ視聴用の機器を利用する

おすすめは、動画配信サイトをVPN接続して視聴する、です。

VPN接続することにより、日本に住んでいる時と変わらず、日本の番組を見ることができます。

以下の記事で詳しく解説していますので、よかったら読んでみてください。

子供の通信教育の検討

日本人学校であれば、海外に住んでいても日本と同等の教育を受けることは可能ですが、学力の向上や維持をするために、ほとんどの家庭で通信教育を利用しています。

また、現地校やインターナショナルスクールへ通っている場合は、日本へ帰国した時のことも考え、通信教育で日本の教育を取り入れておきたいところです。

進研ゼミ:世界80ヵ国で受講可能
Z会:ワンランク上の学力がつく学習法
すらら:お手持ちのPC・タブレットで受講できる

上記であれば、海外で通信教育が可能です。

私がヨーロッパ在住時には、進研ゼミを受講していました。

会社が推奨していたこともあり、受講料を支払えば配送料は会社負担で送付してくれていたので、とても助かったのを覚えています。

赤ペン先生の添削も、海外から発送して日本で添削してもらうことができます。

他にも、Z会ではワンランク上の学力を身につけたい方におすすめ、すららはお手持ちのPC・タブレットで受講できたりと、各社によって特徴が異なりますので、上記サイトから比較・検討してみてください。

海外赴任の準備でよくある質問

海外赴任前の準備には多くのことをしなければなりません。

ここからは、海外赴任の準備でよくある質問について解説します。

Q: ビザの取得にはどのくらい時間がかかりますか?

A: 国やビザの種類、発行の時期によって異なります。

一般的には数週間から数ヶ月かかることがありますので、早めに手続きを始めるようにしましょう。

Q: 英語力が心配です。どのくらいのレベルまで学習しておけばいいですか?

A: まずは基本的な日常会話ができるレベルを目指しましょう。

どれくらいの英語力が必要かについては、英語圏・非英語圏によって異なります。

また、国や地域によっては英語をそれほど必要としない場合もあります。

ですが海外で生活する上で、困った時に英語が必要となる場合もありますので、基本的な日常会話レベルの英語は習得しておくようにしましょう。

Q: 現地の文化や習慣についてどのように学べばいいですか?

A: 書籍やオンライン、現地の文化交流イベントなどがあります。

海外で生活・仕事をする際に、異文化に対する理解やコミュニケーション能力は必須の条件です。

相手の意見を尊重して、信頼関係を築くように心がけましょう。

まとめ

今回は、はじめての海外赴任の方でも理解しやすいように、赴任までのスケジュールとやるべきことについて、具体的に解説してきました。

海外赴任前には、やるべきことや準備すべきことが多くあります。

赴任が決まったら、なるべく早い段階から余裕を持って準備をすることで、スムーズな移動や仕事を始めることができます。

また、現地の文化や環境に適応するためには、柔軟性やコミュニケーション能力も重要です。

海外赴任は新たな挑戦となるかもしれませんが、適切な準備と前向きな姿勢を持つことで、充実した経験を得ることができるでしょう。

今回の記事が、これから海外赴任を予定している方、将来的に海外で働いてみたい方の役に立っていただければ嬉しいです。

海外駐在については、別の記事でも詳しく解説していますので、もしよかったら読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!