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在留届で安全を確保!海外生活のための提出期限と方法を徹底解説!

海外生活 海外駐在

「海外へ行ったあと、在留届はいつまでに提出すべき?」

「在留届を提出するとどんないいことがあるの?」

「在留届はどうやって提出するの?」

海外に住む日本人にとって、在留届はとても大切な手続きです。在留届を提出することにより、緊急時に迅速な連絡や必要な行政サービスを受けることができます。

この記事では在留届の基本情報と提出するメリット・提出方法などについてを解説します。この記事を読めば、在留届を提出する理由と重要性を理解することができます。

これから海外生活を控えている方、長期で海外に滞在予定の方、海外生活に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にして下さい。

もくじ

在留届とは海外にいる日本人を守るもの

  • 在留届の目的
  • 在留届の提出対象者
  • 在留届の法的位置づけ

在留届とは、海外に住所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人が、現地の日本大使館または総領事館へ提出する届出のことです。

はじめに在留届の重要性について紹介します。

在留届の目的

在留届は日本人の安全を確保するために重要な書類です。在留届の提出により、災害や緊急事態、事件や事故などの発生時に迅速な情報の入手が可能になります。

外務省や大使館、領事館は在留届をもとにして日本人の居住状況を把握し、必要な時に適切な情報を提供しています。

在留届については外務省のホームページで詳しく解説していますので、詳細を知りたい方は以下を参考にして下さい。

» 外務省|在留届とは何ですか?

在留届の提出対象者

  • 3か月以上の海外滞在を計画している方
  • 海外での長期勤務が見込まれる駐在員とその家族
  • 留学生や研究者
  • 長期旅行やワーキングホリデーを考えている方 など

在留届は海外で3ヶ月以上の長期滞在を予定する日本国籍者が提出する書類です。赴任や移住で住所が変わる場合、短期から長期への滞在変更も対象になります。

在留届の法的位置づけ

在留届は旅券法第16条によって、外国に住所等を定めて3ヶ月以上滞在する日本人に、その住所等を管轄する日本の大使館又は総領事館への届出を義務づけているものです。

在留届を提出することで、災害や緊急時に必要な情報や支援を受けることができます。

在留届を出さないと、現地の大使館・総領事館では、滞在している方の滞在の事実を知ることができないため、事件・事故または災害等が発生した場合に、適切なサービスを受けられなくなります。

海外生活の安全と便利さを確保するため、在留届の提出は重要なステップであることを覚えておきましょう。

在留届を提出すべき理由

  • 緊急情報を受信できる
  • 大使館や領事館からの支援が受けられる
  • 日本人コミュニティとの連携が取れる

海外に3ヶ月以上滞在する場合は、在留届の提出が義務付けられています。在留届を提出することで、緊急時に迅速な情報を入手するだけでなく、さまざまなサービスを受けることができます。

ここからは在留届を提出すべき理由について解説します。

緊急情報を受信できる

在留届の提出すると、緊急事態や天災、事件や事故などに迅速に対応するための情報を得られます。在留国での危険情報や感染症の発生についても、リアルタイムでの更新が可能です。

日本の外務省からメールやSMSを通じて、情報をいち早く受け取ることができます。

大使館や領事館からの支援が受けられる

在留届の提出は、緊急事態や事件・事故などの安全に関する配信だけではありません。

  • 現地に滞在する子どもたちへの教科書の配布
  • 在外選挙のお知らせ

など、海外で生活する日本人に対しての支援も受けることができます。

パスポートの紛失などのトラブル発生時にも、在留届を提出していれば身元確認をスムーズに行うことができ、迅速な行政サービスが受けられます。

在留届の提出は自己保護だけでなく、適切な対応を受けるための重要な手続きです。

日本人コミュニティとの連携が取れる

在留届の提出は、情報交換、祝日や行事への参加、緊急時の相互支援体制へのアクセスなどメリットも多いです。

また、在外選挙の情報提供や最新情報の共有により、海外にいても日本とのつながりを保つことができます。

在留届は行政手続きだけでなく、充実した海外生活を送るために大切です。

在留届はいつ出すべき?

  • 在留届を提出するべき時期
  • 変更・帰国する場合にも届出が必要
  • 在留届を出さないとどうなる?

在留届は海外滞在予定が3か月を超える場合、速やかに提出することが必要です。

在留届を提出するべき時期

在留届は海外滞在が3か月を超える場合に提出が必要です。

現地へ入国する90日前から提出することができます。渡航前から3ヶ月を超えるのが分かっており、滞在先での住所や連絡先などの必要情報をすでに持っている場合は、入国前の申請が可能です。

変更・帰国する場合にも届出が必要

在留届を提出後、連絡先、転居や家族の異動など「在留届」の記載事項に変更があったときは「変更届」、帰国や第三国へ転居するときは「帰国・転出届」を届け出するようにしましょう。

» 外務省|変更届、帰国・転出届を提出する方

在留届を出さないとどうなる?

在留届を提出しないと、現地の日本大使館もしくは総領事館はあなたが海外に滞在していることを知ることができません。

そのため、災害や事件・事故などが発生した場合の安否確認や、日本の緊急連絡先への連絡を行うことができなくなります。

自身の安全と安心を確保する上でも、在留届はきちんと提出するようにしましょう。

在留届の出し方と必要書類

  • オンラインでの提出方法(ORRネット利用)
  • 窓口・郵送での提出方法
  • 提出時に必要な情報
  • 在留届の注意点

これまで在留届を提出するメリット、提出する理由などについて解説しました。

ここからは在留届を提出する方法と必要な書類について解説します。

オンラインでの提出方法(ORRネット利用)

オンラインでの在留届提出は、在留届オンライン登録システム(ORRネット)を利用します。

利用者IDを登録後、氏名、本籍、海外での住所、留守宅などの連絡先、日本国パスポート番号、同居家族(配偶者、子ども)などを記入します。提出後に受付完了のメールが届き、提出が無事に行われたことを確認しましょう。

情報に変更があった場合や在留期間の延長が必要な場合も、オンラインで更新することができます。

» 外務省|オンライン在留届(ORRネット)

窓口・郵送での提出方法

在留届の提出方法は、原則としてオンラインでの提出が必要です。

インターネット環境がない等、オンラインでの提出ができない方は、書面の在留届を現地の大使館または総領事館へ直接出向いて提出するか、郵送で提出することができます。

在留届の用紙は、大使館・総領事館の窓口もしくは外務省のホームページからダウンロードして入手できます。

提出時に必要な情報

在留届の提出時には以下の情報が必要です。

  • 氏名
  • 生年月日
  • パスポート番号
  • メールアドレス
  • 住所
  • 職業
  • 電話番号
  • 在留地での緊急連絡先

在留届の注意点

在留届の内容に誤りがあると、在外公館からの緊急連絡や支援をサービスを受けられなくなります。氏名、生年月日、パスポート番号など、必要事項は正しく記入しましょう。

虚偽の内容で届出を提出した場合は処罰の対象となります。また、他人になりすまして在留届を提出したり、サーバ等に不正に侵入し、個人のデータを盗んだり改ざんしたりする行為は、法律により処罰されます。

まとめ

在留届の提出は、現地の日本大使館や領事館に自身の滞在情報を伝えることで、緊急時の連絡や行政サービスを受けるための重要な手続きです。

安全かつ快適な海外生活を送るため、海外に3ヶ月以上滞在する場合は、現地へ到着したらまず在留届の手続きを確実に行うよう心掛けましょう。

また、在留届の提出後に連絡先・転居や家族の異動など「在留届」の記載事項に変更があったときは「変更届」、帰国や第三国へ転居するときは「帰国・転出届」を届け出するようにしましょう。

この記事が在留届に関して疑問をお持ちの方のお役に立てれば嬉しいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう。Have a great day!