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【海外駐在を目指す】業界研究と準備の仕方について現役駐在員が徹底解説

キャリア・転職 海外駐在

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「海外駐在員として働きたい」

「海外駐在員の多い業界はどこ?」

「海外駐在員になるためにはどうすればいいの?」

海外駐在に興味を持つものの、多くの人が何から始めればいいのかわからず悩んでいます。

この記事では、海外駐在に必要な基礎知識と業界研究の方法について紹介します。自分に合った企業に就職して海外駐在を実現させるためには、業界研究とキャリアプランの作成が大切です。

記事を読めば、海外駐在を実現させるための具体的な方法がわかります。海外駐在に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね 😉

もくじ

海外駐在の基礎知識

まずはじめに、海外駐在の基礎知識について解説します。

  • 海外駐在員とは
  • 海外駐在は本社と現地の架け橋

海外駐在員とは

海外駐在員とは、日本の企業が海外に支店や現地法人を設立し、その国に赴任して働くことです。

日本で経験を積んだ人が海外の支店へ管理職として出向するケースが多く、一定の任期を設けて赴任をするのが一般的です。

海外駐在は本社と現地の架け橋

海外駐在では、グローバルな視点と国際的なビジネススキルが求められます。

企業が世界市場で成長していくためには、海外での事業展開が欠かせません。駐在員は現地の市場や文化を理解し、本社と現地の架け橋としての役割を担います。

国際的なプロジェクトに携わることで、専門スキルが向上します。海外駐在で経験を積み、キャリアアップや昇進の機会も得ることができるのがメリットです。

【海外駐在】業界研究のやり方

海外駐在を実現させるためには業界研究が重要です。ここからは業界研究のやり方について解説します。

  • 業界の特徴を把握する
  • ターゲットの業界をリサーチする
  • キャリアプランを立てる

業界の特徴を把握する

まずは業界研究で、世の中にある業界の特徴を把握しましょう。

海外駐在できる業界にはどんなもものがあるかを調べて、興味がある業界を見つけたらさらに調査するようにしましょう。

ここでは大まかな業界の内容・動向について把握していきます。業界全体が伸びているのか、どんな企業があるのかなどをチェックしていきます。

ターゲットの業界をリサーチする

ターゲットとなる業界が見つかったら、その業界の詳細について掘り下げていきます。

  • 業界の規模や成長率
  • 主要企業
  • 市場シェア
  • 海外拠点

などについてリサーチするとよいでしょう。業界について理解が深まると、海外駐在の際にどの地域や部門に注力すべきかが明確になります。

キャリアプランを立てる

ターゲットとなる業界が絞り込めたら、キャリアプランを立ててみましょう。

いつまでに、どうなりたいのか。例えば、1年後にグローバル企業へ就職・転職し、3年後にアメリカへ海外赴任する。具体的な数字・目標を立てることで、キャリアプランが明確になります。

また、自己分析を行い、自分の強みや弱み、興味や価値観を理解することで、自分に合ったキャリアパスを見つけやすくなります。キャリアの棚卸しについては以下の記事を参考にしてみてください。

海外駐在の多い業界

多くの業界がグローバル化を目指しており、海外駐在員の活躍が期待されています。

  • 海外駐在員が多い業界
  • 海外駐在員の多い企業
  • 海外駐在者の比率
  • 海外駐在が多い職種
  • 海外駐在者に人気の国・都市

海外駐在員が多い業界

  • 自動車関係
  • 商社・卸売業
  • 電機・事務機器
  • 銀行業
  • 建設業
  • 機械関係

海外駐在者が多い業界としてはトヨタやいすゞ、スズキなどの自動車メーカーの海外進出に伴い、デンソーやブリヂストン、アイシンなどの自動車部品メーカーの駐在者も多くなっています。

また、商社や銀行・建設業など、世界中に拠点を持つ大手企業は、必然的に海外駐在者も多くなっている傾向にあります。

海外駐在員の多い企業

1位 トヨタ自動車 約2,450人
2位 ソニー 1,400人
3位 デンソー 1,336人
4位 三菱商事 1,286人
5位 三井物産 1,209人
6位 住友商事 1,101人
7位 三井住友銀行 1,083人
8位 キャノン 約1,000人
9位 三菱電機 962人
10位 丸紅 907人

引用:東洋経済ONLINE

海外駐在員の多い企業の上位にはトヨタ自動車やデンソーなどの自動車系、三菱・三井・住友・丸紅などの商社や大手が並んでいます。

従業員数が多い分、海外駐在者も多いのが分かります。

駐在員の数を全従業員数で割ると、何パーセントの人が駐在員として海外へ行っているのかが分かりますね。例えばトヨタ自動車の場合は2,450人÷75,218人=約3%の人たちが海外駐在員として働いていることになります。

海外駐在者の比率

1位 日本貿易振興機構(JETRO)
2位 国際協力機構(JICA)
3位 豊田通商
4位 住友商事
5位 日揮
6位 三菱商事
7位 丸紅
8位 三井住友銀行
9位 双日
10位 伊藤忠商事

大手メーカーは従業員数が多い分、海外勤務者も多いですが、海外勤務者の比率で見てみると、JETROやJICAなどの機構関係や商社からの海外駐在員が多くなっています。

海外駐在が多い職種

  • エンジニア
  • 生産管理
  • 営業
  • 通訳・翻訳

自動車メーカーや自動車部品関係の海外駐在者が多い分、設計などの技術者や海外工場を管理・教育する生産関係の職種が多い傾向にあります。

それに伴い、営業職や通訳、総務や経理職も多くなっている傾向にあります。

海外駐在者に人気の国・都市

1位 スペイン・バレンシア
2位 ドバイ
3位 メキシコシティ
4位 ポルトガル・リスボン
5位 スペイン・マドリード
6位 タイ・バンコク
7位 スイス・バーゼル
8位 オーストラリア・メルボルン
9位 アブダビ
10位 シンガポール

引用:InterNations:Expats Insider 2022

InterNationsというサイトから毎年恒例で、海外駐在者による住みやすい都市ランキングが発表されています。

海外駐在したい国や地域の目安にすると良いでしょう。

海外駐在に必要なスキル

  • 語学力
  • 異文化への対応能力
  • 自己成長するための意欲

海外駐在員に求められる能力やスキルは多岐に渡ります。

ここからは、その中でも特に重要とされる能力・スキルについて紹介します。

語学力

年代に限らず、海外駐在員にとって言語能力は必須のスキルです。

  • 英語での挨拶
  • 会議やプレゼン
  • 電話やメール対応
  • 顧客との交渉

など、さまざまなビジネスシーンでの語学力が必要となるため、話す・聞く・読む・書くの4つの技能をフル活用して対応しなければなりません。

日系企業から海外赴任する場合は、一部の国や地域を除き、ほとんどが英語でのコミュニケーションが必要です。

どれくらいの英語力が必要なのか?の目安については以下の記事で紹介していますので、よかったら参考にして下さい。

異文化への対応能力

海外駐在員には、現地の文化や習慣に関する理解力が必要です。

相手の意見をしっかりと理解し、自分の意見をきちんと伝えなければ、現地のビジネスパートナーや顧客との信頼関係を築くことはできません。

現地の文化を尊重し、日本のビジネススタイルも活かすことができる能力が求められます。

自己成長するための意欲

海外駐在は、新しい環境や未知の課題に直面することが多く、それらを乗り越えることが自身の成長に直結します。

職場においても、日本にいた頃のように先輩社員や同僚が手取り足取り仕事を教えてくれるようなことはありません。自分から積極的に学び、挑戦する意欲が求められます。

チャレンジ精神をもって積極的に行動することで、海外での経験を自身のキャリアアップに活かすことができるようになるでしょう。

海外駐在を目指す就職活動のポイント

海外駐在を目指す就職活動において、適切な企業選びは成功の鍵を握ります。海外駐在を目指す就職活動のポイントは、以下のとおりです。

  • 海外展開の実績とサポート体制を調べる
  • 求められる語学レベルを確認する
  • 面接では専門スキルと語学力をアピールする

海外展開の実績とサポート体制を調べる

企業を選ぶ際は、まず海外展開の実績を調べます。どの国・地域にどれぐらいの拠点数を持っているのか、業績や動向についても調べておくとよいでしょう。

駐在先での福利厚生についても重要な判断材料です。現地での住居や生活面でのサポート、緊急時の連絡体制などが、海外生活の不安を減らす上で大きな役割を果たします。

実際に海外に駐在している人の体験談も企業選びの際の貴重な情報源ですので、SNSなどを通じて積極的に情報収集しましょう。

求められる語学レベルを確認する

求められる語学レベルは、国や地域、業種や職種によってさまざまです。企業の採用ページや求人広告の内容を確認しましょう。

企業によっては実際に海外で働いている社員の体験談を紹介している場合もあります。実際の海外駐在の環境や業務内容、得られる経験についての情報が得られます。

採用情報の中でも特に海外関連の内容に注意を払い、自分のキャリアプランに合っているかどうかしっかり見極めることが重要です。

面接では専門スキルと語学力をアピールする

面接では、業界に関連する専門スキルと語学力をアピールしましょう。専門スキルや知識については、実際に携わったプロジェクトの内容や成果をもとに説明すると効果的です。

語学力に関しては、TOEICのスコアや海外生活の経験、仕事で英語を活用した例など詳しく説明することがポイントです。具体例を交えて話すことで、適応力や柔軟性、自己管理能力の高さをアピールできます。

事前にアピールポイントを整理し、自信を持って面接に臨みましょう。

海外駐在のための準備

海外赴任が決まったら、現地での生活を開始するまでにやるべきことがたくさんあります。

  • 赴任先の情報収集
  • パスポートの準備・更新
  • ビザ準備
  • 健康診断
  • 英語・語学の勉強
  • 航空券の手配
  • 引越し業者の手配
  • 現地での住居探し
  • 現地での子供の学校
  • 海外対応電化製品、変圧器の購入
  • 国際免許証の取得 など

これ以外にも銀行の手続き、電気・ガス・水道、不用品の処分など、すべきことは多いです。

通常、1年ほど前に海外駐在を言い渡されますので、準備には余裕を持って行うようにしましょう。

海外赴任が決まった後にやるべきことについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

今回は海外駐在するための業界研究、必要なスキル、就職るる際のポイントについて解説しました。

自己のキャリアプランに基づいて、業界の特徴や企業についてリサーチしましょう。企業が求める人材を理解したうえで面接に挑むことで、海外駐在の夢に一歩近づきます。

海外駐在では仕事や責任の範囲も広がり、大変なことも多いですが、それ以上に得られるメリットも多いです。

この記事が海外赴任でお悩みの方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

Have a great day!