【現役駐在員が教える】海外駐在に強い転職エージェントおすすめ10社・選び方を徹底解説！
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「海外で働きたいけど、何から始めたらいいか分からない」
「海外駐在員になるためにはどうすればいいの？」
「自分に合った企業を見つけるには、どの転職エージェントがいいんだろう？」
そんな疑問を解決します。
この記事では、海外駐在に強い転職エージェントや転職エージェントを利用する理由・選び方、利用の流れなどについて解説します。
この記事を読むことで、海外駐在についての基本的な知識や準備、どの転職エージェントが自分に合っているかを見つけることができます。
海外駐在を考えている方はもちろん、将来的に海外駐在員として働きたいと考えている方、海外に興味を持っている方はぜひ参考にして下さい 😉
もくじ
- 海外駐在に強い転職エージェントおすすめ10選
- 転職活動を始める前に考えるべきこと
- 転職エージェント利用するべき理由
- 転職エージェントを利用する流れ
- 転職エージェントの選び方
- 転職エージェントを利用する際の注意点
- 海外駐在員になるためには？
- 海外駐在の仕事探しでよくある質問
- まとめ
海外駐在に強い転職エージェントおすすめ10選
- JACリクルートメント
- ビズリーチ
- ランスタッド
- リクルートエージェント
- パソナグローバル
- ロバート・ウォルターズ
- リクルートダイレクトスカウト
- doda
- Samurai job
- エンワールド・ジャパン
転職活動をする上で、個人で情報報集したり企業研究をしても、効率よく転職活動ができるとは言えません。
より良い企業と出会うために、転職エージェントの利用は必須です。
ここからは、グローバル企業へ転職してキャリアアップに成功し、欧州で海外駐在員として営業マネージャーを経験した筆者が、自身の経験をもとに厳選したおすすめの転職エージェントを10社紹介します。
JACリクルートメント
引用：JACリクルートメント
| 会社名 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
| URL | https://corp.jac-recruitment.jp/ |
| 設立 | 1988年 |
| 拠点 | 世界12カ国 27拠点 |
| 国内拠点 | 東京本社 北関東支店 横浜支店 名古屋支店 静岡支店 大阪支店 京都支店 神戸支店 中国支店 福岡支店 |
| 海外拠点 | シンガポール マレーシア（クアラルンプール／ジョホール／ペナン） インドネシア（ジャカルタ） タイ（バンコク／チョンブリ） 中国（上海／香港特別行政区） 韓国（ソウル） ベトナム（ホーチミン／ハノイ） インド（グルガオン） 英国（ロンドン） ドイツ（デュッセルドルフ） 米国（ロサンゼルス） |
| 従業員数 | 1,654名 |
JACリクルートメントCM「コンサルタントがいる転職」
こんな人におすすめ
- 外資系、日系グローバル企業へ転職したい人
- 管理職などのハイクラスへの転職を考えている方
- 語学力を活かした仕事がしたい方
JACリクルートメント
また、JACリクルートメント
- 課長・マネージャークラス
- 部長・役員クラス
- 技術職・専門職
- 外資系・グローバル企業への転職
など、現在の役職からさらなるキャリアップや年収の増額を目指す方に、一人ひとりのニーズに合わせて柔軟に対応してくれます。
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全国に拠点をもち、日本語で対応しているため、海外への不安がある場合も気軽に相談することができます。
各業界からの出身者も多いため、あなたの経験や能力について正しく理解し、的確なアドバイスをタイムリーに提供することが可能です。
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ビズリーチ
引用：ビズリーチ
| 会社名 | 株式会社 ビズリーチ |
| URL | https://www.bizreach.jp/ |
| 設立 | 2009年 |
| 国内拠点 | 東京本社 首都圏拠点(渋谷) 関西オフィス 名古屋オフィス 静岡オフィス 中四国オフィス 福岡オフィス |
| 事業内容 | インターネットを活用したサービス事業 即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」 人材管理クラウド「HRMOSタレントマネジメント」 採用管理クラウド「HRMOS採用」 クラウド勤怠管理システム「HRMOS勤怠」 クラウド経費精算システム「HRMOS経費」 OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」 |
| ヘッドハンター数 | 5,800名 |
こんな人におすすめ
- 優良企業からスカウトのオファーを受けたい人
- ハイクラスへのキャリアアップがしたい方
- 効率よく高待遇の案件を見つけたい方
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ランスタッド
引用：
ランスタッド
| 会社名 | ランスタッド株式会社 |
| URL | https://www.randstad.co.jp/professionals/sslp/20_04/ |
| 設立 | 1980年 |
| 拠点 | 92拠点 (内インハウス拠点数33) |
| 事業内容 | 人材派遣サービス、人材紹介サービス、テクノロジーサービス、アウトソーシング事業、人事サービス |
| 海外事業所 | オランダ・アルゼンチン・オーストラリア・ベルギー・ルクセンブルク・カナダ・チリ・フランス・ドイツ・ギリシャ・インド・イタリア・日本･メキシコ・ポーランド・ポルトガル・スペイン・スウェーデン・スイス・イギリス・アメリカなど 世界39の国と地域 |
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こんな人におすすめ
- 世界中の企業から転職先を選びたい人
- 海外駐在・海外勤務に興味がある人
- 年収アップを目指したい人
ランスタッドは、グローバルに展開する人材サービス事業を提供しているオランダ発の転職エージェントです。
日本を含む世界39の国や地域に4,700以上の拠点を持ち、外資系企業や海外勤務の求人に強みを持っています。
ランスタッドの特徴は、他のエージェントにはない独占求人を多数所有している点です。
求人はマネージャーや管理職などのハイクラスの求人が中心で、キャリアアップを目指す方にも最適です。
日系企業だけでなく外資系や海外勤務などの豊富な求人の中から、キャリアコンサルタントが最適なアドバイスしてくれるでしょう。
世界中の企業の中から自分に合った転職先を探してみたいという方におすすめのエージェントです。
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引用：リクルートエージェント
| 会社名 | 株式会社リクルート |
| URL | https://www.r-agent.com/ |
| 設立 | 2012年 |
| 拠点 | 東京本社｜西東京支社｜宇都宮支社｜さいたま支社｜千葉支社｜横浜支社｜京都支社｜大阪支社｜神戸支社｜名古屋支社｜静岡支社｜北海道支社｜東北支社｜中四国支社｜岡山オフィス｜中四国支社｜広島オフィス｜福岡支社 |
| 海外求人URL | https://www.rgf-hragent.asia |
| 従業員数 | 17,327名 |
こんな人におすすめ
- 実績豊富なエージェントから情報を得たい人
- アジア圏での転職を考えている方
- 短期間で転職活動をしたい方
リクルートエージェントは転職支援実績No.1を誇る国内最大級の転職エージェントです。
日系企業や外資系企業の国内向け求人案件が豊富で、海外の求人も多数取り扱っています。
中でも海外勤務を希望する人には「RGF HR Agent」がおすすめです。
「RGF HR Agent」は海外勤務に特化した人材サポートをしており、中国・ベトナム・タイ・インドネシアなど、アジア圏での転職活動に強みを持っています。
経験豊富なキャリアコンサルタントが多数在籍しており、質の高い転職サービスを提供してくれるため、安心して転職活動することができます。
3ヶ月の利用期限があるため、短期間で転職を決めたい方や、期限を決めて転職活動をしたい方に最適な転職エージェントと言えます。
公開・非公開含め圧倒的な求人数を所有しているため、他の転職エージェントにはない求人や幅広い職種の求人を見つけることができます。
キャリアアップを目指す人にとって、リクルートエージェントは魅力的な選択肢のひとつとなるでしょう。
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引用：パソナグローバル
| 会社名 | 株式会社パソナ (Pasona Inc.) |
| URL | https://www.pasona-global.com/ |
| 設立 | 1988年 |
| 拠点 | 東京都 |
| 事業内容 | エキスパートサービス(人材派遣) BPOサービス(委託・請負) HRコンサルティング 教育・研修 グローバルソーシング(海外人材サービス) キャリアソリューション(人材紹介、キャリア支援) アウトソーシング ライフソリューション 地方創生ソリューション |
こんな人におすすめ
- キャリアアドバイザーの丁寧なサポートを受けたい人
- 幅広い求人情報をチェックしたい人
- 自分のスキルに合った海外案件を見つけたい人
パソナグローバルは、日本の大手人材サービス会社であるパソナグループの転職エージェントで、グローバルなキャリア支援に特化しています。
キャリアアドバイザーによる細かいサポートを提供しているのが特徴で、求人紹介だけでなく、海外駐在や生活に必要な情報や就労ビザの取得方法などもアドバイスしてくれます。
また、パソナグローバルは、海外での就職後も日本語で相談できるように、現地に日本人や日本語対応スタッフが常駐しているため安心です。
キャリアカウンセリングや面接対策も提供し、スタッフクラスからエグゼクティブクラスまで幅広い年齢層に対応しています。
またパソナグローバルは、海外就職に詳しくない人も参加できる「JOB博」を開催しており、リアルな話を聞くことができます。
豊富な求人情報の中から選びたい、キャリアアドバイザーの丁寧なサポートを受けたいという方におすすめの転職エージェントです。
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ロバート・ウォルターズ
引用：ロバート・ウォルターズ
| 会社名 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン |
| URL | https://www.robertwalters.co.jp |
| 設立 | 1985年 |
| 国内拠点 | 東京オフィス、大阪オフィス |
| 海外拠点 | アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル イギリス、スイス、フランス、ドイツ、イタリア ベルギー、オランダ、スペイン、タイ、ベトナム オーストラリア、ニュージーランド、UAE、南アフリカ 他 |
| 従業員数 | 3,400名 |
こんな人におすすめ
- 外資系や日系グローバル企業に転職したい人
- 語学力を活かしたい方
- 英文履歴書のサポート受けたい方
自らの可能性を諦めない人々に力を
ロバート・ウォルターズ
英語力を活かした転職に強く、外資系や日系グローバル企業に特化した転職支援を行っています。
海外企業へエントリーする際には英文の履歴書が必要となるため、不安になる方も多いですが、バイリンガルの在籍コンサルタントが書き方をサポートしてくれるので安心です。
アジア、ヨーロッパ、アメリカなど対応エリアが広く、語学力を活かしてグローバルに活躍したい人に最適な転職エージェントです。
ロバート・ウォルターズに関する詳細はこちら
リクルートダイレクトスカウト
引用：こんな人におすすめ
- 管理職・マネジメント職として働きたい人
- ヘッドハンティング型の転職がしたい人
- 高収入を狙いたい人
高年収の求人が多く、ハイクラス層向けの転職を考えている方に最適です。
自分の希望する職種・勤務地・年収などの条件を登録し、それに合った企業から直接スカウトを受けることができます。
ハイクラスに特化しているため、経験やスキルを積んだ方には最適ですが、逆に経験の浅い若年層の方にはあまり適していません。
スカウトによるオファーを受けたい方、高収入を狙いつつ海外駐在を希望する方には登録必須のエージェントです。
doda
引用：
こんな人におすすめ
- 豊富な求人情報から自分に合った仕事を見つけたい人
- 海外駐在のノウハウを詳しく知りたい人
- アジア圏での転職に興味がある方
多くの求人情報を提供しており、求職者は自分のスキル・経験・希望条件に合わせた求人を検索することができます。
「dodaグローバル」という特設ページには海外向けの求人や外資系の求人情報もあり、語学力を活かせるグローバル求人が多数掲載されています。
また、海外駐在のノウハウやキャリアタイプ診断などの機能もあるため、初めての転職者にもおすすめです。
またdodaグローバルでは、転職サイトやスカウト機能を利用することもでき、転職マニュアルやコラムも豊富に掲載されています。
求人の量・質ともに満足度が高く、転職者満足度No.1も獲得している転職エージェントです。
Samurai job
引用：Samurai Job
こんな人におすすめ
- グローバル企業、外資系企業へ転職したい方
- 高収入ポジションを狙いたい方
- 新規事業立ち上げなどで海外の仕事がしたい方
Samurai Jobは、グローバル企業・外資系・ハイクラスに特化した転職エージェントです。
グローバルにネットワークを持つムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス社と、JACリクルートメント社が共同運営する転職支援サービスです。
「薦めたい転職エージェントNo.1」として各業界に精通したコンサルタントが、最適なキャリアを提案してくれます。
- 求人の半数が非公開の求人
- 役員・幹部ポジション
- 新規事業の立ち上げ
- 極秘プロジェクト
など、企業にとって重要な部分に関わる求人も多く、大規模な仕事で海外と直接関わる仕事を紹介してもらうこともできます。
また、求人の半数が情報公開をしていない非公開求人となっています。
役員・幹部ポジション、新規事業の立ち上げ・極秘プロジェクトに関わる求人、IPOなどの戦略的に公開できない求人が多いため、コンサルタントと面談した方のみに、経験やスキルに適した求人を直接紹介してくれます。
海外での勤務を希望し、かつ高収入も狙いたい方におすすめな転職エージェントです。
Samurai Jobの転職コンサルティングサービスに登録する(無料)エンワールド
引用：
| 会社名 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
| URL | |
| 設立 | 1999年 |
| 国内/海外拠点 | 東京本社 大阪オフィス ベトナム インド |
| 事業内容 | グローバル人材に特化した人材紹介業 グローバル人材に特化した人材派遣業 グローバル企業に特化した経営層の転職・採用支援 グローバル企業の採用代行サービス |
| 従業員数 | 287名 |
こんな人におすすめ
- 日系グローバル企業・外資系へ転職したい人
- 大手ハイクラス向けの求人を探している人
- 採用後もサポートしてもらいたい人
外資系・グローバル企業の求人に強い
国際的な視点を持ち、キャリアアップを希望する人材に、管理職・経営幹部・スペシャリスト職などの求人を紹介しています。
海外求人の取り扱いはないものの、外資系求人や大手ハイクラス企業の求人を豊富に取り扱っているため、海外への駐在チャンスがある求人が多数あります。
専門コンサルタントが最適な求人を紹介
各分野のトップ企業と提携しており、インターブランド社の「Best Global Brands 2017」のトップ100社のうち、93社での採用支援実績があります。
またエンワールドでは、正社員・プロフェッショナル契約雇用・プロジェクトベース雇用・紹介予定派遣など、転職希望者が求める多様なキャリアパスやワークスタイルに合わせた求人も紹介しています。
入社後の活躍とキャリア構築を支援
日本でもキャリアアップを目的とした転職が一般的になってきましたが、本当に自分がやりたい・やりがいのある仕事でキャリアを積んでいくには、長期的な計画を立てなければなりません。
入社後活躍サポートについて
- 中長期でのキャリアアドバイス
- 1年間の入社後サポート
- 顧客満足度調査の実施
また転職や採用の瞬間をゴールとするのではなく、入社後も継続的なフォローアップをし、転職先での活躍をサポートしてくれます。
転職活動を始める前に考えるべきこと
まずは転職を考える前に、以下の4つの点について考えておくことが大切です。
- 家族の理解を得る
- 海外駐在か現地採用を選ぶ
- 働きたい国を決める
- 転職先の条件を考える
家族の理解を得る
海外駐在員として海外で働く場合は、家族を帯同するのか・単身で海外へ行くのかを決めなければなりません。
また現地採用として海外転職する場合は、家族も一緒に移住することになります。
そのため、家族やパートナーからの理解を得ることが非常に重要です。
海外生活する際のポイント
- 生活環境
- 教育制度
- 医療制度
海外で生活する上では、家族が安心して暮らせるかを一番に考えるべきです。
日本人が居住している国・地域か、日本食が入りやすいかなど、困った時に近くに日本人がいると安心しますよね。
日本人が居住している地域であれば日本人学校を選択するのも良いでしょう。
また、現地での医療制度が充実しているかについても事前に調べておくようにしましょう。
先進国であればよほど問題ないですが、新興国などでは救急時に対応できる医療機関があるかは、とても重要なポイントになります。
家族の意見を尊重し、健康で安心して暮らせることが第一であることを覚えておきましょう。
海外駐在か現地採用を選ぶ
転職先を探す際には、海外駐在か現地採用を選ぶかを考える必要があります。
海外駐在と現地採用の違い
- 海外駐在：日本から派遣されて海外で働く
- 現地採用：海外の企業へ採用を申し込み現地で働く
海外で働くには？現役駐在員が必要なスキル・方法、メリットデメリットを解説！
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海外駐在とは
海外駐在とは、日系や外資系など、日本の企業から海外へ派遣されて働くことです。
海外駐在の場合は福利厚生や補助金、手厚い手当が受けられるのがメリットです。
また、現地での活躍・業績次第で日本へ帰国後も管理職といった重要なポジションを任される可能性があるため、「出世コース」や「勝ち組」などと呼ばれることもあります。
【徹底解説】海外駐在員は勝ち組？エリート？現役駐在マネージャーが解説！
あなたは海外駐在員と聞くと、どんなイメージがありますか？ 海外駐在員は会社の勝ち組・エリート的な存在として見られています。 この記事では、海外駐在員がエリートと呼ばれる理由、海外駐在員になるためのステップなどについて解説します。 海外駐在を予定している方、将来的に海外駐在員として働きたい方はぜひ参考にして下さい。
一方デメリットとしては、海外駐在には任期があるため、ずっと海外にはいられないこと、また駐在員の枠に限りがあるため、選ばれるためにはある程度の時間が必要です。
現地採用とは
現地採用とは、現地の企業へ直接採用を申し込んで働くことです。
現地＝海外の企業というイメージもあるかもしれませんが、実際は日本の企業が海外に拠点を置き、そこで現地採用として働いている日本人も多くいます。
現地採用の場合、現地の人とのコミュニケーションを図りながら言語や文化を学ぶことができます。
給与体系や就業規則も現地のものに沿って勤務することになりますので、ワークライフバランスを重視する方は、現地採用の方が向いているかもしれません。
ただし、現地の言語力やビジネススキルが求められることがあるため、その点については事前に確認する必要があります。
働きたい国を決める
海外駐在をする場合、働きたい国を決めることが重要です。
まずは、希望する国の言語や文化・生活環境が自分に合っているかを考える必要があります。
次に、希望する国で就労ビザが取得できるかを確認します。国によっては就労ビザ発行の条件として、実務経験の年数や四年生大学の卒業を条件としている国もあります。
また物価や税制などの状況も考慮した上で、その国で働き、生活していくことができるかを考えるようにしましょう。
転職先の条件を考える
自分にとっての理想的な転職先の条件を考えておくことが大切です。
仕事内容、給与、福利厚生、勤務時間、キャリアアップの可能性など、自分にとって重要なポイントをあらかじめリストアップしておくと良いでしょう。
- 自分が興味を持ち、スキルを発揮できる仕事か
- 給与は現在と比較して納得いく額か
- 福利厚生は充実したものであるか
- フレキシブルな勤務時間かどうか
- キャリアアップの可能性があるか
- 自分に合った企業文化であるか
- ワークライフバランスが実現できるか
- 自分の生活スタイルに合った勤務地か
これらのポイントをあらかじめ把握しておくことで、転職先の選択肢が絞り込まれ、自分にとって理想的な職場を見つけることができます。
ただし、すべての条件が満たされる職場を見つけるのは難しいため、妥協するポイントもあるかもしれません。
その場合は、自分にとって優先度の高いポイントを重視し、最適な転職先を見つけるようにしましょう。
転職エージェントを利用するべき理由
転職活動で失敗しないためにも、転職エージェントを利用することは必須であると考えます。
- 現地の情報を効率よく入手できる
- 最適なキャリア提案やアドバイスを受けられる
- 転職に必要な手続きをサポートしてくれる
ここからは転職エージェントを利用するメリットについて解説します。
現地の情報を効率よく入手できる
転職エージェントは、国内・海外の求人情報に精通しているため、求人情報を効率的に収集することができます。
個人で求人情報を収集するとなると、ネット上の求人サイトや新聞などをひとつひとつ確認する必要があり、労力と時間がかかってしまいます。
しかし、転職エージェントを利用すれば、自分の条件に合った求人情報を提案してくれるため、効率よく転職活動を進めることができます。
求人情報だけでなく、現地での生活に必要な情報や現地の労働環境についても把握しており、必要な現地情報をタイムリーに提供してくれるのがメリットです。
最適なキャリア提案やアドバイスを受けられる
転職エージェントに登録すると、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの希望条件に合った求人情報を提案してくれます。
個人で求人情報を収集する場合、自分のスキルやキャリアに見合った求人情報を見つけるのは難しく、時間もかかってしまいます。
しかし、転職エージェントを利用すれば、プロの視点からあなたのスキルやキャリアに見合った求人情報を提案してくれます。
転職するまでではなく、転職後も入社した会社でキャリアアップを図るためのサポートやアドバイスをしてくれるエージェントもあります。
転職に必要な手続きをサポートしてくれる
転職エージェントは、求人情報提供だけでなく、転職に必要な手続きのサポートもしてくれます。
例えば、履歴書や職務経歴書の作成支援、面接の対策やアドバイス、求人票の説明など、転職に関するさまざまな手続きに関してもサポートしてくれます。
また、現地での就職に必要なビザの取得や面接の手続きなどもサポートしてくれるため、自分で手続きをする手間を省くことができます。
転職エージェントは、多くの転職者を支援してきた膨大なノウハウを活用して手続きを代行するため、転職者自身が行う場合に比べてスピーディかつ正確な手続きをすることができます。
転職エージェントを利用する流れ
転職エージェントを利用する際の流れは、以下の通りです。
- 転職エージェントに登録
- 担当者とカウンセリング
- 求人に応募する
- 企業との面接の実施
- 内定と退職について
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントに登録します。登録は基本オンラインになります。
自分の経歴やスキル、希望する求人条件などを嘘なく正確に記入して下さい。
登録の際は、類似サービスが複数あるため、登録前に確認するようにしましょう。
担当者とカウンセリング
登録が完了すると、転職エージェントの担当者から数日以内に電話かメールで連絡が来ます。
最初のカウンセリングでは、転職の希望時期や希望する職種・業界、条件などについて質問があります。
カウンセリングを受けた後、希望条件に合いそうな案件を5〜20件ほど提案してもらえます。
ここでのポイントは、エージェントによっては非公開案件を紹介してもらえる可能性があるため、なるべく複数のエージェントから提案を受けるようにしましょう。
求人に応募する
担当者から提供された求人情報を元に、自分が応募したい求人を選びます。
応募の際には、履歴書や職務経歴書などを作成し、エージェント担当者に添削してもらうようにしましょう。
添削が完了したら、キャリアアドバイザーからの推薦文も添付して企業へ提出します。
個人で転職活動をする場合は、ここまでのステップをすべて一人でやらなければなりません。
転職エージェントを利用すれば、企業へのアポイントや履歴書の添削だけでなく、キャリアアドバイザーからの推薦文まで書いてもらうことができます。
一人で転職活動をするよりも、圧倒的に便利かつ有利であることを覚えておきましょう。
企業との面接の実施
エージェントからの求人紹介を受け、自己PRや志望動機などをまとめて企業に応募します。
求人に応募した後は、企業との面接が行われます。面接日程や場所、面接の内容などは、エージェントが調整してくれます。
面接前には、エージェントから面接の準備やアドバイスも受けることができます。
どのような面接官が、どのような質問をするのか、事前に対策しておくことで面接を有利に進めることができるでしょう。
面接はZoomやSkypeなどのオンライン面接が主流となっています。
企業の方針や業務内容などもしっかりと確認しておき、志望理由や自分の経歴・スキルなどについてしっかりとアピールしましょう。
面接後には、人事担当者からのフィードバックや次のアクションプランについてもキャリアアドバイザーへ相談することもできます。
内定と退職について
面接が終わったら、結果を待ちます。
企業から内定が出たら、転職エージェントを通じて入社するための手続きを進めていきます。
入社日の調整や給与面の交渉まで、担当者が行ってくれるエージェントもあります。
また退職サポートも行っているエージェントもありますので、円満な退職ができるように必要なアドバイスを受けることができます。
転職エージェントの選び方
ここからは転職エージェントの選び方について紹介します。
- 希望条件に合う求人が多いエージェントを選ぶ
- 複数のエージェントを利用する
- 総合型と特化型に登録して比較する
希望条件に合う求人が多いエージェントを選ぶ
転職エージェントは得意分野や業界などによって強みが異なります。
自分が希望する業界や職種を中心に、そのエージェントが保有する求人情報数や求人内容について調べましょう。
また、転職活動において重視する条件(給与、福利厚生、勤務地など)についても事前に確認し、エージェントがその条件を満たす求人を保有しているかどうかもチェックしておくことが重要です。
複数のエージェントを利用する
一つのエージェントだけに依存すると、そのエージェントが保有する求人情報の範囲に限定されてしまいます。
転職活動で最適な求人を見つけるためには、複数のエージェントを利用することが有効です。
エージェントによっては、普段は表に出てこないような非公開案件を扱っている場合もあります。
より良い条件の企業と出会うためにも、転職エージェントは複数登録することをおすすめします。
総合型と特化型に登録して比較する
転職エージェントには総合型と特化型があります。
- 総合型：多岐に渡る業界・職種の求人を保有している
- 特化型：特定の業界・職種に強みを持っている
自分が転職を希望する業界や職種に応じて選択するのがベストですが、両方のエージェントに登録し、それぞれの特徴を活かした仕事を見つけられるようにしておくと良いでしょう。
転職エージェントを利用する際の注意点
ここからは転職エージェントを利用する際の注意点について解説します。
- 経歴やスキルは嘘なく伝える
- 希望条件を明確に伝える
- 転職時期は「良いところがあればすぐにでも」
- 担当者との連絡はこまめに行う
- 担当者との相性が悪い場合は変えてもらう
経歴やスキルは嘘なく伝える
転職エージェントは、あくまでも求人を紹介する立場にあります。
求人企業に対しても信頼を守るため、経歴やスキルについては嘘をつかず正確に伝えるようにしましょう。
事実とは異なる内容を伝えてしまうと、キャリアアドバイザーからの提案があなたに合わないものになってしまいます。
たとえ休職であったり、目立った業績がない場合でも正直に伝えるようにし、適切な提案を受けるようにしましょう。
希望条件をしっかり伝える
転職エージェントには、希望条件をできるだけ詳細に伝えることが重要です。
- 希望する業種や職種
- 勤務地
- 給与
- 福利厚生
- キャリアアップの可能性
など、自分にとって重要な条件をしっかりと伝えることで、自分に合った求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
もし希望条件がわからないという方は、一度自己分析をしてみると良いでしょう。
自己分析に関するアプリや書籍もありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
転職時期は「良いところがあればすぐにでも」
転職エージェントを利用する場合、希望転職時期について必ず聞かれます。
その際は、「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
転職エージェント側もビジネスですので、なるべく早く紹介して売り上げを立てる必要があります。
そのため、すぐにでも転職したい人の方が優先的に良い求人を紹介してもらえる確率が高くなります。
ですので、もしエージェントから希望時期について問われたら、「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
担当者との連絡はこまめに行う
転職エージェントを利用する際には、担当者との連絡をこまめに行うようにしましょう。
求人企業からの連絡があった場合や、面接を受けた後など、すぐに担当者に報告することで、スムーズな転職活動ができるようになります。
また人気の企業や職種、求人数の少ない案件はすぐに募集が終わってしまいます。
人気な案件や希少な求人を紹介してもらうためにも、エージェントの担当者へのレスポンスは早く、まめに取るようにしましょう。
担当者との相性が悪い場合は変えてもらう
転職活動をする上で、担当者との関係は非常に重要です。
ですが人と人には相性があるので、もし担当者との相性が悪い場合は、変更することも考えましょう。
またキャリアアドバイザーの性格以外でも、連絡が遅い、内定が出やすい案件ばかり提案してくる、ヒアリングが少ない、などといった担当者に当たってしまうことも考えられます。
担当者と合わないと感じたら、すぐに担当者を変更してもらうか、他のエージェントに切り替えるようにしましょう。
海外駐在員になるためには？
これまで、転職の流れや注意点などについて解説してきました。
海外で働くには、海外駐在員として派遣される場合と現地採用として働く場合の２パターンがあります。
- 仕事で成果を出す
- 英語が話せる
- 海外の仕事を積極的に受ける
- 上司へのアピール
ここから海外駐在員になるためにはどうすれば良いか？について解説していきます。
仕事で成果を出す
海外駐在員に選ばれるためには、自部署の業務範囲を一通りできていなければなりません。
一概には言えませんが、自部署の中から上司が海外駐在員を選ぶとしたら、より成果を上げている人間を選ぶでしょう。
仕事は把握しているが、成果を上げていない人間を送り込んだとしても、海外で成果を上げられるとは考えにくいものです。
海外駐在を希望する場合、語学よりもまずは自部署で成果を上げることを優先すべきでしょう。
英語が話せる
一部の国や地域を除き、海外で仕事をする上での共通言語は英語が主流です。
仕事・日常生活において英語でのコミュニケーションが必要となります。
そのため、英語が話せる人は海外駐在員として選ばれやすいと言えます。
海外駐在では、リーディングやライティングだけでなく、スピーキングやリスニングなど、幅広い英語力が求められます。
【インプットよりアウトプット！】現役海外営業マネージャーが教える英語学習法
英語を話したいとお考えの方で、ひたすら問題集を解いたり、音声を聞き取ってばかりいませんか？ 残念ながらそれだけでは英語を話せるようになりません。 英語を話すためにはインプットではなく、アウトプットが重要です。 この記事では、より早く英語を話せるようになるための英語学習方法について解説します。
海外の仕事を積極的に受ける
私の経験上、海外駐在員として選ばれる際に、海外拠点とのつながりがある人の方が選ばれる確率は高くなります。
海外のプロジェクトや仕事に関わることで、上司も「あいつは海外の仕事に詳しいから、ローテーションに入れておこう」と考えてくれる確率が高くなります。
もしあなたに海外の仕事の依頼がきた際には積極的に引き受けるようにし、なるべく現地とこまめに連絡を取り、上司に「ホウレンソウ」するようにしましょう。
上司へのアピール
海外駐在員を狙うのであれば、上司との面談時に海外駐在員として働きたいという意志をしっかりと伝える必要があります。
上司や人事も海外駐在員のローテーションを組んでいるため、どこの国へいつ・誰を送るのかを考えています。
ですので、自分の行きたい国や時期については明確に伝えるようにしましょう。
ただし、例えば3年後にアメリカへ行きたいと伝えたとしても、前任者の任期が5年後である場合は、海外へ駐在するのに最低でも5年かかってしまいます。
現在海外へ行っている駐在員の任期は、周りの人から聞くなどして事前に把握しておくようにしましょう。
海外駐在の仕事探しでよくある質問
ここからは、海外駐在の仕事探しでよくある質問について紹介します。
Q1: 未経験者でも海外駐在できる仕事への転職は可能ですか？
A1: 未経験者でも可能です。
求人によっては海外勤務に関する経験を求める場合もあります。
ですが海外での仕事に興味があり、現地で働くための情熱や意欲があることが重要です。
Q2: 海外駐在に語学力はどれくらい必要ですか？
A2: 語学力は仕事によって異なりますが、基本的にはその国で通用するレベルの語学力が必要です。
一般的に、海外で働くためにはTOEICスコアが700点程度必要と言われていますが、職種や英語圏・非英語圏によっても異なります。
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Q3: 海外駐在員になったら給与は上がりますか？
A3: 企業や国、また海外駐在か現地採用によって異なりますが、海外駐在の場合は海外駐在手当が付くため、一般的には日本と比較して給与が上がるケースが多いです。
ただし、生活費や税金などが日本と異なるため、事前にしっかりと計算しておくことが重要です。
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まとめ
今回は海外駐在に強い転職エージェント、転職エージェントを利用する理由・選び方、利用の流れなどについて解説しました。
より良い転職活動を活動をする上で、転職エージェントの利用は必須です。
エージェントを選ぶ際には、希望条件に合った求人が多いエージェントを選んだり、複数のエージェントを利用することが大切でしたね。
また、経歴やスキルは嘘なく・正しく伝え、希望条件をしっかり伝えることが重要です。
転職エージェントによっては非公開案件を扱っていたり、特定の職種に強みを持っている場合もありますので、複数のエージェントに登録して比較することをおすすめします。
人生は一度きりですので、転職活動を失敗しないためにも、まずは興味のある転職エージェントに登録するようにしましょう！
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